【明星】 「元気」 #明星

ダークホースから「本命」へ
ベスト8、ベスト16の壁を越えて

 西東京でダークホース的存在となっている実力校・明星。今秋に始動した新チームは過去に越えられなかった壁を越えていく。

■今夏は八王子に0対1で惜敗  

壁を打ち破る準備は出来ている。明星は今夏の西東京大会4回戦で八王子と対戦した。エース長島幸生(3年)がマウンドに立ち、序盤から好投をみせていった。投手戦となったゲームは0対0のまま7回まで進む。明星は何度もチャンスを作ったがどうしても1点が奪えない。8回裏に1点を失い、それが決勝点となり0対1で惜敗した。ヒット数は明星の4本に対して、八王子は3本。あと一本が打てずに、夏を終えた。最近の大会では、4、5回戦で日大三、東海大菅生、八王子らを相手に接戦を演じながらも敗れる結果となっている。2014年から指揮を執る石山敏之監督は「惜しい試合を、勝利へ持っていく力が求められている」と話す。

■一体感とチームワークが武器  

新チームは7月下旬から始動した。主将には、186センチ82キロの大型外野手・佐藤涼太(2年)が選ばれた。過去3年、明星には志田一真(現明星大、2021年度卒業)、長島(現3年)ら絶対的な軸となるプレーヤーが存在したが、今年は横一線。だが、一体感とチームワークはどのチームにも負けない。新チームは、フィジカル強化、キャッチボールの徹底からスタート。練習試合での課題をグラウンドに持ち帰って、チームの糧としていった。キーマンのひとりとなる3番打者の佐々木春(2年=外野手)は「前チームと比べてまだ力が足りないが、チームワーク、元気で補っていけるチーム。全員が成長することで強くなっていける」と手応えを感じている。

■初の甲子園出場を目指して  

秋を迎えて投打のバランスは整いつつある。投手陣は、抜群の制球力でゲームを作る実戦派右腕・和田昂己(2年)と、威力あるボールを投げ込む気合系右腕・永谷宏斗(2年)。永谷は、持ち前の明るさでチームを盛り上げるムードメーカー役も担う。打撃は、1番・東斗虎(2年=内野手)、3番・佐々木、4番・佐藤主将が軸になり、チームバッティングで得点につなげていく。チームに刺激を与えたのは、Bチームから選手推薦でメンバー入りした大串航生(2年=外野手)だ。大串は、抜群のバットコントロールで役割を果たして2番ライトのレギュラーポジションを獲得、大串の成長によって打撃のバリエーションは増えた。明星は、秋、春を見据えながらも夏に最終照準を合わせて進化のプランニングを進める。佐藤主将は「惜しい試合を勝利につなげるために年間を通じて努力していく。野球以外の部分も大切にして、元気良く、野球に取り組んでいきたい」と前を向く。ダークホースから本命へ。明星は初の甲子園出場を目指して進化していく。

 

 

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