第104回 全国高校野球選手権  東東京大会 決勝
二松学舎大附 連覇V

2年連続5回目の夏甲子園 盤石の強さ、3季連続甲子園出場

 二松学舎大附が決勝戦で日体大荏原に勝利し、東東京大会2連覇を果たした。地盤を固めるチームは、3季連続の甲子園出場となった。

 

チャンスを確実に活かした攻撃  

二松学舎大附は準決勝で帝京に勝利し決勝へ駒を進めた。対するは、勢いに乗って決勝進出を決めた日体大荏原となった。二松学舎大附の先発・左腕エース辻大雅は立ち上がりから丁寧に低めを突いて日体大荏原打線を封じていく。静かな立ち上がりとなった試合は2回までスコアレス。3回に二松学舎大附が、中川龍斗の犠飛で先制すると、4回には菊池真伍の左前適時打で2点目を奪う。いずれも先頭打者の出塁を活かした抜け目ない攻撃からの得点だった。さらに6回には辻の2点三塁打、親富祖凪人のタイムリーで3点を追加し、ゲームの主導権を一気に引き寄せた。辻は「監督から『この打席では、ピッチャーではなくバッターになれ』とアドバイスをもらって打席に立った。チームのために得点を奪うことができて良かった」と会心の打撃を振り返った。

辻から重川へ「必勝パターン」  

バットでも貢献したエース辻は、抜群の制球力を前面に出したピッチングで6回まで被安打3四死球0の無失点。7回に長短打を浴びて1失点した時点で、マウンドを2年生右腕・重川創思に譲ったが、大舞台でスターターの役割を果たした。ストッパータイプの重川は威力あるストレートを武器に後続を断ち、追加点を与えなかった。5対1のスコアで迎えた9回、重川が最後の打者を三振に打ち取り、ゲームセット。選手たちはマウンドへ集まり勝利の咆哮を挙げた。市原勝人監督は「辻から重川への継投がこのチームの必勝パターン。選手たちは、大会を通じて粘り強く戦ってくれた」と語った。二松学舎大附は昨夏の選手権、今春のセンバツに続いて夏・春・夏の3季連続甲子園出場。力強さと巧さを備えたチームは、揺るぎない強さを体現して優勝旗をつかんだ。

 

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