Toshiya_Shimazaki

準々決勝で優勝校・白鷗大足利に惜敗
5年ぶりの夏甲子園へ「最終予行演習」

東海大相模は春県大会で準優勝し関東大会へ進出した。初戦勝利後の準々決勝で優勝校・白鷗大足利に惜敗したが、夏への予行演習となった。

■県大会は決勝で武相に敗れるも余力あり

春夏23回の甲子園出場を誇る東海大相模は春神奈川県大会で準優勝となった。過去2年は勝負所で勝ち切れずに夏甲子園は2019年以来遠ざかっていた。この春は県4回戦で桐蔭学園との投手戦に1対0で勝利して勢いに乗ると、準々決勝では秋王者・桐光学園に8対5で勝利した。準決勝では、横浜と対戦して左腕エース藤田琉生の完投勝利で5対1で好敵手を下した。決勝戦では総力戦となった状況で、4回に長尾幸誠がホームランを打ち込み反撃体制に入ると8回には一挙4点を奪ったが逆転までは届かずに8対9で敗れた。エース藤田は温存し2番手・福田拓翔も先発を回避、余力を残しての決勝敗退だった。

■藤田、福田の2枚看板が関東で好投

関東大会では初戦の2回戦で専大松戸(千葉1位)と対戦した。左腕エース藤田が強豪・専大松戸の打線に耐えていくと2対2で迎えた6回に2点を奪い、7回には金本貫汰のホームランなどでさらに4点を加えて9対3で寄り切った。投手陣は藤田から塚本空輝へのスイッチで専大松戸打線を3点で抑えた。準々決勝・白鷗大足利戦は、福田がマウンドに立つと140キロ後半のストレートを連発し6回までスコアレス。だが7回に5失点して0対5で敗れた。ベスト8敗退となったが、関東強豪相手に藤田、福田の2枚看板が好投したのは夏への収穫。5年ぶりの夏甲子園へスタンバイとなった。

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