決勝戦で敗れ2年連続の準優勝
王座奪還の夢が叶わず涙の幕切れ
横浜が神奈川大会決勝で東海大相模に4対6で屈して準優勝となった。昨夏の決勝で慶應義塾に屈していたが、2年連続決勝戦で敗れる結果となった。1・2年生の主力が多かった横浜は、涙を糧にはい上がって
■準決勝では武相にサヨナラ勝利
横浜は2021、2022年夏に連覇を達成した。3連覇がかかった昨夏は、決勝で慶應義塾と対戦して8回までリードし甲子園へ王手をかけたが土壇場で逆転されて準優勝となった。今夏は雪辱の舞台でもあった。チームは、椎木卿五、峯大翔、阿部葉太、為永皓らの打撃陣を軸に王座奪還を狙った。さらにメンバーには、池田聖摩、小野舜友らスーパー1年生が加わり戦術の幅が広がった。士気上がるチームは準々決勝で桐光学園に9対2で勝利して準決勝へ。春県大会優勝の武相に2対1でサヨナラ勝利し決勝戦・東海大相模戦に臨んだ。
■主砲・椎木がサイクルヒットの活躍
決勝戦では椎木のホームランなどで2対0とリードして主導権を握った。2年生エース奥村頼人から織田翔希、そして奥村頼人へ継投。2対2で迎えた6回には小野の2点適時打で4対2と勝ち越し。ゲームをクローズすれば甲子園切符が届くはずだった。しかし8回にピンチを迎えると、横浜は池田をマウンドへ送った。だが流れは変わらず、相手の勢いに飲み込まれる形で計4失点して4対6となってしまった。横浜は最終回に決死の攻撃をみせたが得点を奪うことができずに無情のゲームセット。主砲・椎木がサイクルヒットを記録するなど意地をみせたが、神奈川の頂点に立つことができなかった。「甲子園に行くことができず悔しい」(椎木)今夏、横浜の主力は1・2年生が多く占めた。涙をぬぐう若き選手たちは、再び立ち上がる。