第106回全国高等学校野球選手権群馬大会の開会式が7月6日に敷島球場で開催された。64校59チームが参加、各チームが群馬の頂点をかけてトーナメントを駆け上がっていく。開会式では前回大会優勝の前橋商・小池絆主将が優勝旗を返還し、富岡実の佐藤理星主将が「野球の魅力を伝え、キラキラした姿でプレーすることを誓います」と宣誓した。開会式前には、故・境原尚樹氏(元高崎、榛名、中央中等監督など)の育成功労賞の授賞式が行われた。境原氏は高崎監督時代の2019年に白血病を発症し2021年に復帰したが、2023年11月に他界した。当日は長男・境原優介さんが代理で受け取った。今夏の群馬大会は、春の選抜で健大高崎が悲願の全国制覇を成し遂げたことで注目を集める。春県大会も制した健大高崎が9年ぶり夏甲子園出場を果たすのか、それとも王者を止めるチームが出現するのか。群馬大会の決勝戦は27日。栃木大会は12日に開幕し決勝戦は28日。