
春初戦敗退でノーシードからの挑戦
どん底から這い上がり東東京2連覇
関東一が東東京大会決勝で岩倉に7対1で勝利して2年連続10回目の甲子園出場を決めた。
春都大会初戦敗退となりノーシードで臨んだ今大会だったが、走攻守に質の高いプレーをみせて東東京の頂点に立った。
■春初戦惜敗を糧にチームが進化
執念でつかみ取った栄冠だった。
昨夏は甲子園で進撃をみせて初めて決勝戦へ進出。深紅の大優勝旗まで“あと1勝”に迫ったが、決勝戦で京都国際に延長タイブレークで惜敗して、準優勝となった。
越後駿祐主将、坂本慎太郎ら昨夏の主力が残った新チームは全国制覇を目標に始動したものの昨秋都大会では3回戦で帝京に競り負けた。
さらに春都大会では初戦の2回戦で東亜学園に4対5で屈して初戦敗退となった。
「自分たちの弱さを突きつけられた」(越後主将)。」選手たちは夏までの約3カ月、自分自身と向き合い、心技体を高めた。