2025年秋【大会レポート】桐生第一 群雄割拠の上州を制していざ関東へ
桐生第一

桐生第一
選抜への通過点

エース格・長岡の好投で秋の頂点
群雄割拠の上州を制していざ関東へ

 桐生第一が秋季群馬県大会で4年ぶり9回目の優勝を果たした。投打のバランスが整うチームは群馬県1位として、来春選抜の重要な参考試合となる関東大会へ乗り込んでいく。

■すべては甲子園のため


 桐生第一は今夏の新チーム始動後、東毛リーグ優勝で「秋シード獲得」を短期目標、「秋県大会優勝」を中期目標、そして「関東大会4強以上」を長期目標に強化を図った。「すべては甲子園のため」(今泉壮介監督)。一戦ごとに経験値を積んだチームは準々決勝で健大高崎と対戦した。背番号11のエース格・長岡拓海が8回途中まで好投、終盤は一進一退の攻防となったが5対4で競り勝った。準決勝では、高崎を16対1の5回コールド圧勝で寄り切って決勝へ進出した。


■2020年以来の選抜へ闘志
 高崎商大附との決勝は、長岡が再び好投。3回には長岡自らのソロ本塁打で先制すると、実力拮抗のゲームを3対2で勝ち切って、秋の優勝旗をつかみ取った。齋藤輝主将は「一体感を武器にプレーした。秋優勝は甲子園への通過点。選抜出場へ一戦必勝で戦っていく」と引き締めた。今泉監督は「選抜を狙う上で、優勝(県1位)で関東大会へ進めるのは大きなアドバンテージ。選手と共に甲子園(選抜)出場のチャンスをつかみたい」と語った。桐生第一は2020年春以来の選抜出場権を目指して関東大会へ進む。

(主将)
齋藤輝主将

一戦必勝で選抜出場を目指す
 「今季の桐生第一は、個性あふれる選手が揃い、それぞれがリーダーシップを発揮して練習に取り組めるチームです。秋の優勝は、甲子園(選抜)出場への通過点。攻守に課題が見えたので気持ちを切り替えて関東大会へ臨みたい。一戦必勝で戦って選抜出場を目指していきたい」

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