威圧感のある期待の巨漢4番
藤井道万(2年=内野手)
日大二の強力打線の中核を担うのが4番に座る藤井だ。
カナダ人の父を持ち、身長188センチ、体重95キロの立派な体躯から鋭いスイングを繰り出す。「4番は藤井しかいない。大きいし、目立つ。威圧感がある。意外と器用でバッティングに柔らかさがある」とは田中監督の評。「中距離打者かな」という見解も、本人は「本当は大きいのを打ちたい。センスがあるわけじゃないので、もっともっと練習して、今よりもパワーアップして、ホームランも打てるようにしたい」と意気込む。
東京生まれでヤクルトファン。チームメイトからは「(阪神の)ボーア!」と言われることもあるが、「ヤクルトファンなのであまりうれしくない。村上(宗隆)選手が好き。ああいう威圧感のあるバッターになりたい」と語る。チームの進化とともに、藤井の成長にも注目だ。
2020年12月号掲載