第103回 全国高校野球選手権 東東京大会 準決勝 二松学舎大附VS帝京

第103回 全国高校野球選手権  東東京大会 準決勝
二松学舎大附VS帝京

二松学舎大附●継投策奏功、逆転勝利で決勝へ
帝京●無念、10年ぶり甲子園ならず

二松学舎大附が決勝進出を懸けた戦いで帝京に逆転勝利した。帝京は、先制しながらも無念の敗戦、10年ぶり甲子園出場はならなかった。

布施から秋山へ継投

先制したのは帝京だった。二松学舎大附の先発・布施東海の立ち上がりを攻め、尾瀬雄大の右前タイムリーで1点を奪った。ゲームのポイントは、4回2死の二松学舎大附の投手交代。布施が2つの四死球を与えると、市原勝人監督は迷わずエース秋山正雲をマウンドへ。秋山はそのピンチを切り抜けると、続く5回の打席でチャンスを広げるタイムリーを放って、チームを勢いづけた。二松学舎大附はその回に、瀬谷大夢の2点二塁打などで4点を奪い、逆転に成功。ゲームの主導権をがっちりと手繰り寄せた。

帝京は先発した1年生・高橋蒼人が4回まで無失点で抑えたが5回に守備のリズムが崩れたところから失点、エース安川幹大にマウンドを譲った。帝京は9回に犠飛で1点を返して執念を見せたが、後続が相手エース秋山に抑え込まれて2対4で敗れた。チーム力は拮抗していたが、チャンスで畳み掛けた二松学舎大附が決勝切符を手にした。

 

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