
新指揮官が求める「意識改革」
都立南平は夏大会後には、牧野達哉責任教師が監督のバトンを受けて、2年生8人、1年生9人の部員と共に新たな出発を図った。
牧野監督は、シカゴカブス今永昇太を輩出した高校として知られる福岡県・北筑出身。東京学芸大卒業後に数学科の都教員となり東村山西、杉並などで指導したのち2023年春に南平に着任し今秋から監督を務めている。指揮官が求めたのは、選手として、人として、さらに成長していくための「意識改革」。
そして「最強の個!野球が上手くなる楽しさを知ろう!」というメッセージを届けている。積極的にチーム改革を進める牧野監督は「私学相手にどうしたら勝てるかをみんなで考えていきたい。“頑張る気持ち”をさらに発展させて、勝利という結果につなげていく。高校野球の成功体験を、社会へ出た後の力に変えてほしい」と生徒と向き合う。
最強の個!野球の楽しさを知ろう!
「監督としての新しいスタートになりますが、人数の少ない都立でも戦えることを示していきたいと考えています。個の力を伸ばすことで、野球が上手くなる楽しさを知ってほしい。生徒たちには、社会に出たあとに通用する人間性を高めてほしいと思います」
南平・牧野達哉監督
1982年福岡県生まれ。北筑―東京学芸大。神代、東村山西、杉並で監督を務めて2023年に南平へ異動し2025年秋から監督。北筑高校はMLBシカゴ・カブス今永昇太の出身校として知られる。数学科教諭。









