
南平
「意識改革」
今夏に4年ぶり1勝、士気高まる新チーム
新監督就任、新デザイン練習試合着で勝負
全員野球でひたむきに勝利を追求する南平。時代に即したスタイルを追求するチームは、野球を本気で楽しみながら、価値ある勝利をつかみ取っていく。
■今夏は初戦2回戦中大杉並に勝利
日野市の自然に恵まれたエリアに位置する都立・南平。チームの愛称は「NANPEI」だ。京王線南平駅より徒歩約10分の丘陵地にあり、練習環境に恵まれた中で選手たちは野球と真摯に向き合いながら努力を続けている。
今秋に新たなスタートを切ったチームは、選手のアイデアを盛り込んだ新デザインの練習試合着を制作するなど、主体的な取り組みを見せる。またチーム情報をインスタで積極的に発信してオープンな活動を展開している。
過去20年の最高成績は夏の3回戦。2022年からの西東京大会は3年連続で初戦敗退、さらに春秋都大会未勝利が続いていたが、今夏は4年ぶりに1勝を挙げた。
■新しい南平の戦いを実践
新チームは、長打でチームに貢献する4番・大田勢主将(2年=内野手)を中心に始動した。エースナンバーを任されたのは、120キロ前後のストレートと変化球を生かした技巧派右腕・古谷心平(2年)。俊足巧打のセンター中山大智(2年)、守備の要のショート深井謙汰(1年)がセンターラインを形成している。
チームスローガンは「負けない野球」「最強の個」。部員数は少ないが、それぞれが力をつけて勝ち切る野球を目指す。大田主将は「みんなで努力して、新しい南平の戦いを見せていきたい」と笑顔でチームを牽引する。たゆまぬ努力と強い意志で、過去最高の結果を追求していく。









