【明学東村山 野球部】「闘魂」#明学東村山

グラウンドなど環境充実
「東村山CUP」で2連覇
 

近年、着々と地力をつける明学東村山。近隣チームが集まる秋季大会後のローカル大会「東村山CUP」で2連覇を達成した。環境が整い始めたチームは近い将来、旋風を巻き起こす可能性を秘めている。

■ソフトとハード両面の環境向上  

広大な人工芝グラウンドで、選手たちがのびのびとそして真剣に野球と向き合っている。1963年の学校創立と共に創部となった明学東村山硬式野球部は、これまでなかなか実績を残すことができずにいた。2016年に校庭の土グラウンドが人工芝化。また、運動クラブ推薦制度によって、野球部、アメフト部、ラグビー部、柔道部、バドミントン部の5クラブで計10人の推薦枠が用意されている。

ソフトとハード両面の環境が整ったことにより、2017年夏西東京大会4回戦進出、2018年夏も2勝を挙げて3回戦へ進出した。2019年秋季都大会では城東相手に2対3と善戦。チームはターニングポイントを迎えている。東村山市を中心に近隣チームが集まる秋の小大会「東村山CUP」では2年連続で優勝、今季のチームは6戦全勝で優勝を果たしている。

■2013年夏に私学強豪撃破  

チームを率いるのは、人情派ベテラン指揮官・熊谷政広監督だ。日体大卒業後に明学東村山に講師として着任し、1982年から顧問として野球部を指導している。選手たちと共に戦い、今年で40年目を迎えている。いまは教え子、学生、保護者コーチらの力を借りてチーム強化に乗り出している。熊谷監督は「昔は、『野球がうまい選手』ではなく『野球ができる選手』が集まってきていて、対戦相手に迷惑をかけたことも多かった。それでも選手たちはみんな野球が大好きだった」と目を細める。

就任当時は、秋季大会予選で負けると、夏まで公式戦がなかったため1年間が長く感じた。それでも選手たちの情熱に寄り添った。鮮明な記憶として残っているのは、2013年の西東京大会2回戦で桜美林に2対1で勝利したこと。「選手たちのあきらめない心に自分が学ばせてもらった。少ない人数でも勝てるのが野球の魅力だと思う」と話す。

ベテラン監督は、野球の魅力を伝え、結果の先に生徒の成長を見据えている。

■「闘魂」を部訓に掲げるチーム  

昨年秋の「東村山CUP」では、多くの選手の出場機会を作りながら 一戦一戦を勝ち抜いた。同大会では個人タイトルが表彰されるが、個人タイトル受賞者はいなかった。それはチームで戦った証。スター選手はいないが、選手全員の力を合わせたことに価値がある。

今季は3年生9人、2年生25人に、新入生を加えたチームで戦っていく。チームは大野高主将(新3年=内野手)を軸に一戦必勝で、夏大会へ挑む。エース小林雅也(新3年)、菊池啄磨(新3年=捕手)のバッテリーで失点を最少に抑えて、田中寛人(新3年=中堅手)、國吉凛(新3年=外野手)らの打撃でチャンスを生かしていく。チームには走攻守揃った土井湧大(新2年=内野手)、オハラ律空(新2年=外野手)ら有望な下級生も力を蓄える。秋季大会は東京実業に敗れて都大会出場を逃した明学東村山は、夏にすべてをかけて戦っていく。

「闘魂」を部訓に掲げるチームは、明学プライドに魂をインストールさせてグラウンドへ立つ。

 

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