【修徳 野球部】「甲子園基準」 #修徳

2019夏・秋連続ベスト8
甲子園基準で挑む「春・夏」

春夏通算8度の甲子園出場を誇る伝統校・修徳。過去2回の大会は初戦敗退となっているが、いまは我慢の時間。ひたむきに練習に取り組んだ先に未来が見えてくる。

 

■伝統のタスキを継承  

スポーツに限らず、どんな世界でも変革には痛みが伴う。

修徳はいま進化の階段を登っている印象だ。修徳は、2018年冬から荒井高志監督が指揮を執っている。細部にアンテナを立てながら勝負を仕掛けてくる若きスマート指揮官。伝統のタスキを継承した荒井監督は2019年夏の東東京大会でベスト8に進出、その秋の都大会でも再び8強入り。伝統に新たなエッセンスを加えた戦いによって、チームは再び活気付いた。

しかし、コロナ禍による影響もあり、いまは耐える時間となっている。昨夏の独自東東京大会では、初戦となった2回戦で小岩に1対2でまさかの敗退。シードのプレッシャー、接戦の焦りによって自分たちの力を発揮できないまま、無情にも大会を去ることになった。

■甲子園レベルがベース  

再起をかけて臨んだ新チームでの昨秋は、一次予選で日工大駒場、安田学園を下して都大会進出を決めた。

都大会の相手は、都屈指のスラッガー清宮福太郎(新3年)を擁する早稲田実業。夏ベスト8だった早実は、2年生が主力としてプレーし経験値が高かった。鈴木悠太主将(新3年=外野手)、エース床枝魁斗(新3年)を中心に力を蓄えていた修徳は、早実相手に真っ向勝負。2回までスコアレスで進んだが、3回に連続四球でピンチを招くと、そこからリズムが崩れて大量5失点。5回に佐藤大空(新2年=外野手)のタイムリー3塁打などで2点を返して、終盤勝負に持ち込むべくネジを巻いたが、7回に4失点して結果的には2対9の7回コールドとなった。鈴木主将は「自信を持って臨んだ試合だったが、自分たちの基準が低かったと思う。東京で勝つには、基準を甲子園レベルまで上げていかなければいけない」と、春、夏への糧として受け止めた。

■大きく成長したチーム、選手たち  

春、チームは再び芽吹いた。緊急事態宣言発出の練習休止期間を経て、3月上旬から本格的な実戦練習がスタートした。チームは、紅白戦やランナー付きシートノックで攻守の細部を追求、選手たちの意欲的なプレーが光った。エース床枝は、秋の敗戦からひと回り、いやふた回りも成長。ダイナミックなフォームから威力あるストレートを投げ込み、順調な仕上がりをみせていた。打撃陣は、間島玉喜(新3年=内野手)、2年生核弾頭・佐藤大空(新2年=外野手)らが力強いスイングで快音を響かせていた。

エース兼4番の床枝は「冬のトレーニングの成果を春・夏へつなげたい。みんなの力を合わせて甲子園へ行く」と、言葉に力を込める。2013年夏はノーシードから8試合を勝ち抜き、甲子園へたどり着いている。ひたむきに戦う姿が修徳の伝統。敗戦を糧にアップデートされたチームは、8年ぶりの聖地へ突き進む。

 

 

 

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