【藤嶺藤沢】  「神奈川No.1」

1985年夏に甲子園初出場を果たした伝統校
「神奈川No.1のフィジカル」を目指す

1985年夏に甲子園初出場を果たした実績を持つ名門・藤嶺藤沢。若きOB指揮官を迎えて約1年、新たなエッセンスを加えるチームは道なき道を切り拓いていく。

■ドラフト候補が続々誕生

有望なプレーヤーを続々と輩出している。2022年秋には、投打の二刀流・矢澤宏太(藤嶺藤沢―日体大)が日本ハムからドラフト1位指名された。さらに桐蔭横浜大でプレーする本格派大型右腕・重松凌空(1年)が早くも将来のドラフト候補に挙がっている。昨夏の左腕エース根岸大和は今春に桜美林大へ進学予定で、4年後に期待が集まる。フィジカルを構築すればドラフト上位候補に推されることだろう。2024年の注目投手は、最速142キロのストレートを投げ込むポテンシャル右腕・草野健吾(2年)だ。地肩の強さを発揮するエースは、打撃と守備も非凡。春以降にどんなパフォーマンスをみせるか注目だ。

■新チームは平塚学園に完敗

昨春は、3回戦で日大高、4回戦で藤沢翔陵に勝利して14年ぶりにベスト8へ進出、夏のシード権を獲得した。飛躍の期待がかかった昨夏は初戦となった2回戦で桐光学園と対戦。左腕エース根岸が奮闘したが打線が援護できずに0対3で敗れる結果となった。トーナメント抽選の不運もあったが、チームに宿る力を発揮することができなかった。新チームで迎えた昨秋は県大会初戦で平塚学園と対戦して0対7で完敗。夏レギュラーの2年生数人が残っていたが、チームとして戦うことができなかった。菊地幹監督は「何もできずに完敗となってしまった。秋大会後は、ゼロからのスタートとなった」と振り返る。

■守備をベースに打撃へつなげる

9月上旬に秋大会を終えたチームは「フィジカル強化」に特化した。「神奈川No.1のフィジカル」を目指してバーベルを持ち上げ、補食でウエイトアップを試みた。さらにコミュニケーションを高めるために、球技大会やレクリエーション大会を実施。野球以外での親交を深めたことによってチームワークが増した。今年のチームは、エース草野を軸に、近藤徹平主将(2年=内野手)、花田悟志(2年=内野手)、藤原椋平(2年=内野手)、大石路也(2年=内野手)の鉄壁の守備が武器。守備力は神奈川屈指で、打撃力が高まれば頂点が見えてくる。春からは新基準バットが採用となるが、「野球を小さくするつもりはない」(菊地監督)という。近藤主将は「守備には絶対的な自信がある。フィジカル強化で打撃力も上がっているので、チーム一丸となった戦いで頂点を目指したい」と胸を張る。スケールアップした藤嶺藤沢は、「神奈川No.1のチーム」へと変貌を遂げる。

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