第103回 全国高等学校野球選手権 西東京大会 #東海大菅生

東海大菅生
4年ぶり4回目優勝

東海大菅生●本塁打攻勢で春夏連続甲子園!

国学院久我山●序盤に善戦も無念

選抜ベスト8の東海大菅生が貫禄の戦いで決勝戦を制した。4年ぶり4度目の夏甲子園出場を決めた。

千田の特大3ランで勝利つかむ

西の横綱・東海大菅生が王者の野球を貫き、春夏連続での甲子園出場を決めた。

序盤から点の取り合いとなった一戦。東海大菅生は先手を奪われたが3番・堀町沖永が1回にタイムリー、3回には左中間を破るランニング本塁打で同点に追い付く。4回裏1死1、3塁から千田光一郎が東京ドームの左翼スタンド上段への特大3ラン。本塁打攻勢で6対3と突き放すと、計13安打で8得点を奪った。

投げては先発のエース本田峻也がゲームを作ると、7回からは今大会好調の櫻井海理へ継投、そして9回は二刀流ストッパー千田がマウンドに上がって自己最速の141キロを投じてパーフェクトリリーフ。貫禄の試合運びで春夏連続甲子園出場を決めた。「甲子園に忘れ物を取りに行く」がチームの合言葉。今春の選抜で8強入りも、準々決勝敗退。その悔しさを原動力に力を蓄え、全6試合で42得点6失点。群雄割拠の西東京を力で制した姿は、まさに王者と呼ぶに相応しかった。(三和直樹)

 

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