第103回 全国高等学校野球選手権  東東京大会 #二松学舎大附

二松学舎大附
3年ぶり4回目優勝

二松学舎大附●エース・秋山が137球の力投!

関東一●試合終盤に力尽きる

二松学舎大附が東東京大会決勝で関東一を5対1で下して優勝旗をつかんだ。指揮官は、東京ドームで宙を舞った。

選手たちが東京ドームで躍動

二松学舎大附が、エースの力投と勝負所での集中打で、3年ぶり4度目の頂点に立った。  東東京の覇権を争う両校の決勝は、白熱の投手戦となった。二松学舎大附の快速左腕・秋山正雲と、関東一の剛球右腕・市川祐の投げ合い。2回表に秋山が自らのバットで先制点を奪う。その後は得点が動かずに6回を終えて1対0のロースコア。だが、二松学舎大附が7回表に集中打。9番・櫻井虎太郎、1番・永見恵多の2者連続のタイムリー二塁打などで3点を追加すると、8回表には5点目を奪った。マウンド上には秋山が君臨した。立ち上がりから140キロ台のキレのあるストレートを軸に、6回まで無安打ピッチング。8回裏に市川に意地のタイムリー二塁打で1点を返されたが、最後まで気迫あふれるピッチングをみせて9回3安打1失点。計137球の力投で勝利の雄叫びを上げた。

今夏の6試合で36得点4失点。「想像以上のチームになってくれた」(市原勝人監督)。試合を重ねるごとに逞しくなったチームは、東京ドームで栄冠を手にした。(三和直樹)

 

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