【日野台 野球部】「赤い彗星」 #日野台

2021年秋ベスト16進出
エース林慈央を軸に守り勝つ野球

赤い彗星・日野台が2021年秋季都大会でベスト16に進出した。著しい成長を遂げるチームは大きな可能性を秘めている。

■秋大会で私学実力校を次々撃破

エース林慈央(2年)を中心に団結した日野台が、2021年秋にブレイクした。

一次予選で昭和一学園との延長戦を5対3で制して本戦出場を決めると、1回戦では専大附とのゲームになったがエース林慈央の被安打6完封劇で4対0と勝利。続く2回戦では上野学園を8対4で破ってみせた。私学実力校3校に勝利してのベスト16進出は、価値がある。3回戦では、同大会優勝の国学院久我山相手に力を発揮することができず0対9で7回コールド敗戦となったが、堂々のベスト16進出。  森優人主将(2年=内野手)は「大会では簡単な試合は1試合もなかったが、野球を楽しめたことが結果につながったと思う。野球をさらに楽しみながら春・夏はベスト16以上の結果を残したい」と冬トレに向かう。

■レギュラーの半数が1年生

チームを率いるのは、荒川商、足立新田などで指揮した畠中陽一監督。荒川商時代は、野球部に所属していた「みやぞん」(ANZEN漫才=お笑い芸人)を指導した経歴を持つ。足立新田の2006年の東東京大会でベスト4へ進出するなど実績を残してきた。日野台監督就任時の2018年は、校舎・グラウンド改修の時期だったため部員減少傾向だったが、2019年に工事が終了し、練習環境が整うと再び部員が集まりだした。

新チームの2年生は9人だが、1年生は19人。4番の佐藤悠真(1年=捕手)ら今秋のレギュラー4人が1年生で、チームのポテンシャルは高い。1年生に身長180センチオーバーの選手が多く揃うのも魅力だ。

■さらなる意識改革で8強越えへ

チームは、関根涼星主将(2年=内野手)と森主将のダブルキャプテン制度。攻守の要である二人のプレーとキャプテンシーによってチームが動いていく。放課後の校庭は他部活と共有となるため、朝練でフリー打撃、昼休みに外野ノック、放課後に内野ノック、ティー打撃などを行っている。月に1度、ラプソード(球質計測器)でピッチング回転数や球筋を計測。投手の能力をデータ化して実戦に生かしている。トレーニングは、基本練習がベースだが多くの実戦パターンをルーティンに取り入れて、実戦力を高めている。秋ベスト16の理由は、日々のトレーニングの成果だ。

関根主将は「質の高い練習を積むことで成長できている。秋ベスト16の結果は良かったが、3回戦で国学院久我山に完敗だったので悔しさが残っている。あの悔しさを忘れてはいけない」と話す。指揮官は「ベスト16から上に行くためには、さらなる意識改革が必要だ」と選手の可能性を追求する。日野台のチームカラーは赤。2022年、赤い彗星が東京高校野球の勢力図を塗り替えていく。

 

 

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