秋季都大会一次予選 新チームレポート【国学院久我山】「新たな航路」 #国学院久我山

背番号1木津寿哉が投打の軸
原田智輝主将を軸に新たな戦いへ

 国学院久我山が新チームのスタートを切った。プライドを継承する選手たちは、先輩たちが果たせなかった全国制覇を目指して邁進(まいしん)していく。

■新チームは長期合宿で投打強化  

前チームは昨秋の秋季都大会で優勝して春の選抜に出場、ベスト4進出という快挙を成し遂げた。チームは春・夏連続甲子園、夏の全国制覇を狙って西東京大会へ臨んだが準々決勝で国士舘に敗れて“夏”を終えた。夏大会後に始動した新チームは8月中旬に7泊8日の新潟合宿を実施。基礎固めの一方で練習試合を重ねてチーム構築を図った。  

新キャプテンは、原田知輝主将(2年=外野手)。ポジションは外野手だが、試合に出ていないときは三塁ベースコーチを任され声でチームを鼓舞していく。投打の軸は、前チームのレギュラーだった木津寿哉(2年=投手)だ。サウスポー投手として背番号1をつけてマウンドに上がり、3番打者として迫力の打球を飛ばす。打線は、松本宗二郎(2年=外野手)、萩野颯人(2年=内野手)が1・2番に入り、3番・木津、4番・原隆太朗(1年=内野手)、5番・鈴木勇司(2年=外野手)のクリーンアップへつなぐ。夏メンバー入りした矢野丈太郎(1年=外野手)、常木竣一朗(1年=内野手)も力を伸ばす。投手は、1年生・田村将樹がブルペンに控える。

■秋予選は成蹊、安田に勝利し本戦へ  

秋季一次予選は1回戦で成蹊をくだして、予選決勝では安田学園に苦しみながらも勝利し、都大会出場を決めた。尾崎直輝監督は「今年の夏(準々決勝敗退)はチームとして戦いきれずに悔しい思いをした。ただ、今年の新チームは先輩たちから良い伝統を引き継いでいる。レギュラーメンバーが大きく入れ替わる中で、チーム内の競争が選手たちを成長させている。学年に関係なく、年間を通じて切磋琢磨することで、勝てるチームになっていくと考えている」と話す。久我山野球の新シーズンが始まろうとしている。

 

原田智輝主将(2年=外野手)「声でチームを盛り上げていく」  

「新チームは夏と比較してメンバーが大きく入れ替わりましたが、8月中旬の新潟合宿を通じてチームが一つになりました。バッティングに力を入れて、打ち勝てるチームを目指していきます。打線につながりがあり、投手も充実しているので、投打のバランスが整ったチームになっていく手応えがあります。自分はキャプテンとして声を出して、チームを盛り上げていきたいと思います」

 

 

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