【横浜瀬谷】 「野球という授業」

「瀬谷」と「瀬谷西」の統合で今春開校
野球を教材にして人間的に強くなる

「瀬谷」と「瀬谷西」の統合によって2023年4月に開校となった横浜瀬谷。今夏の神奈川大会“初陣”を経て、新生・横浜瀬谷はさらに強くなっていく。

■夏初陣は向の丘工に勝利

横浜瀬谷は、「瀬谷」と「瀬谷西」の再編・統合によって今春に新たなスタートを切った。瀬谷西は統合に伴い生徒募集を停止していたため野球部員は不在、今春から瀬谷の選手たちが、新たに横浜瀬谷の校名を背負って戦っている。公式戦のユニホームは「SEYA」と変わらず。新生・横浜瀬谷は今夏の神奈川大会に初参戦。「瀬谷」と「瀬谷西」の思いを継承する一期生の3年生たちは1回戦で向の丘工と対戦した。序盤にリードを許したが中盤以降に逆転して6対4で勝利。初めての夏を白星で飾ることができた。

■高校野球は教室の延長

チームは今夏まで井上翔平監督が指揮していたが、夏大会後の新チームから、佐々木圭監督にバトンタッチした。佐々木監督は、瀬谷OBで日体大卒業後に教員の道へ。栗原、厚木東、厚木、横浜旭陵などを指導して2022年に瀬谷に着任。母校の指揮を任されることになった。厚木指揮官時代の2014年夏には、2回戦で日大藤沢を撃破しベスト16に進出するなど実績を残してきた。  OB指揮官は「高校野球は野球という題材を使った授業で、教室の延長です。生徒たちには、野球を通じて人として大きく成長していってほしい」と指導に打ち込む。佐々木監督は、神奈川高校野球の指導人生で学んだことをまとめ、自身で「教科書」を作り上げた。今秋は、野球のイロハを教えながら生徒たちに野球の魅力を伝えている。

■6人の2年生がチームを牽引

夏大会後に横浜瀬谷一期生だった3年生が引退し、いまは二期生の2年生6人が中心となってチームを引っ張っている。今春1年生17人が入学し、チームには新たな活気が生まれている。チームの軸は、鈴木航主将(2年=内野手)、キャッチャーの井村洸(2年)、主砲・横山賢人(2年=外野手)。投手陣は、実戦派右腕・海老塚千響(1年)がキレのあるボールと制球力を武器にゲームをつくっていく。2年生が少ないためレギュラーの半数は1年生。今秋予選は、経験不足も影響し1勝2敗で惜しくも予選敗退となったが、チームのポテンシャルは高い。鈴木主将は「秋予選は、舞岡に1点差で負けて県大会出場を果たせなかった。1・2年生の力を合わせて、春・夏ベスト16以上を目指していきたい」と力を込める。新生・横浜瀬谷は、OB指揮官のもと選手として、人として進化を遂げていく。

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