【桐生第一】 「PRIDE 〜become one to win〜」

2023年夏は甲子園まで“あと1アウト”
今冬はキャプテン4人制でチームの意識改革

春夏通算15回の甲子園出場を記録する桐生第一。2023年夏は決勝で前橋商に惜敗し夏甲子園を逃した。3年生の思いを引き継ぐ選手たちは、2008年以来の夏甲子園を目指して突き進む。

■夏は決勝で前橋商に惜敗

春6回夏9回の甲子園出場を誇る桐生第一。1999年夏にはサウスポーエース正田樹(元日本ハム、ヤクルトなど=現ヤクルト2軍投手コーチ)を擁して群馬県勢初の全国制覇を達成した実績を持つ。近年は2014、2016年に選抜出場。2020年春の選抜出場を決めていたがコロナ禍によって大会が中止、甲子園での交流戦に出場した。夏甲子園は2008年以降届いていないが、2023年夏には準決勝で優勝候補筆頭・健大高崎を1対0で下して決勝へ進出。決勝では前橋商を相手に9回裏2死までリードしていたが、あと1アウトが奪えずに2対3で惜敗し甲子園切符をつかめなかった。今泉壮介監督は「健大高崎に勝って甲子園に行けるわけではない。決勝で、あと1アウトを奪う力が必要だった」と語る。

■すべては甲子園出場のため

新チームの2年生で、夏メンバーは二人だけ。しかし、ポテンシャルは秘めていた。大きく入れ替わったチームはフレッシュなメンバーで秋大会へ臨んだが、準々決勝で健大高崎に2対9のコールド負けとなった。決して戦えないわけではなかったが気迫負けして屈辱のコールド負けとなった。チームはオフシーズンに突入した12月、グラウンドのスコアボードに秋の健大高崎のイニングスコアを掲示してトレーニングに励む。磯田大地(2年=捕手)は「甲子園に行くために桐生第一に来たが、秋にコールド負けとなってしまった。あの悔しさを忘れてはいけない。健大高崎との差を夏にひっくり返して決勝で勝てるチームにならなければいけない」と地道なトレーニングに励む。すべては甲子園のためだ。

■日替わりキャプテンがチームを牽引

秋大会敗戦後、チームは「キャプテン4人制」を採用した。秋大会は、前チームからレギュラーだった佐々木陵惺(2年=外野手)が主将を務めたが、チーム全体のリーダーシップ意識を高めるために磯田、三河和希(2年=内野手)、勅使河原輝(2年=内野手)の4人で日替わりキャプテンを実施している。佐々木は「自分だけではなく4人でチームを引っ張っていく。夏、秋の悔しさを夏にぶつけていきたい」と力を込める。チームは4人の主将に加えて主砲・勝矢竜惺(2年=内野手)、林滉太(2年=内野手)の打撃陣、宮本凱矢(2年)、櫻澤琉人(2年)、湯浅大和(2年)、松田陸人(1年)の投手陣がスケールアップ、戦う集団になりつつある。今季のスローガンは「PRIDE 〜become one to win〜」。桐生第一は、勝利のために一つになる。

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