【鎌倉学園】「飛躍の序章」

2023秋県大会でベスト4へ進出
21世紀枠県推薦校に選出

2023年秋県大会でベスト4へ進出した伝統校・鎌倉学園。2023年春の地区予選敗退を糧に「V字回復」をみせているチームは神奈川の頂点を目指してザイルを打ち込む。

■夏2勝がチームの財産

鎌倉学園は、2023年春の地区予選を突破できずに県大会出場を逃した。竹内智一監督は「私が就任してから初めてのこと。決して選手たちが手を抜いていたわけではなく、むしろ最高の練習をしてくれていたが勝たせてあげることができなかった」と話す。  今夏は初戦でいきなり横浜商大高と対戦し、3年生たちの奮闘と2年生投手面本和輝の粘投によって8対4で勝利。秋・春に屈辱を味わった3年生たちは夏2勝を挙げて高校野球を終えた。

■3年生が早朝にバス見送り

新チームは、面本が主将となり始動した。夏のベンチ入りは面本を含めて2選手のみ。フレッシュなメンバーとなった中で予選を突破し2回戦で横須賀学院を4対2でくだして3回戦・相洋戦へ向かった。1・2年生のメンバーは試合当日の早朝6時前から学校グラウンドで打撃調整などを行い午前7時前後にバスへ乗り込んだ。そのときに、引退した3年生たちが駐車場へ集結。選手たちを激励してバスを見送ったという。先輩の思いを背負って戦った選手たちは8対7で激戦を制した。そして4回戦で日大、準々決勝で横浜創学館に勝利してベスト4へ進出した。

■頂点に旗を立てるため

準決勝では桐光学園に1対7で屈したものの堂々の4強入り。選手たちは、敗戦の悔しさの裏に確かな手応えを見つけて秋を終えた。竹内監督は「高い能力があるわけではなかったが、持てる力のすべてを発揮してくれた。1、2年生だけではなく引退した3年生を含めて一丸となって戦った結果。ただ、これに満足せずに高みを目指さなければいけない」と語る。ベスト4まで辿り着いたが、神奈川という山の登山ルートはベスト4から著しく斜度が高まる。頂点に旗を立てるためには、心技体の強化が求められる。面本主将は「今年の鎌倉学園は突き抜けた力があるわけではないが一体感はどこにも負けない。それぞれが役割を徹底することで一歩一歩進んでいきたい」と春・夏を見据える。秋ベスト4は飛躍の序章。鎌倉学園は、古都から甲子園を目指す。

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