【常磐 野球部】「120%」 #常磐

伸びしろ無限のポテンシャル軍団
初の甲子園へ、個性派選手が集結

東毛・太田を本拠地にダークホースぶりを発揮する常磐。甲子園経験を持つベテラン指揮官・金子繁監督就任から4年、個性派軍団はじわじわと力を蓄えている。

■1996年夏、2007年秋に準優勝

着々と力を伸ばしている。1996年夏に準優勝のほか、2007年秋準優勝で関東大会へ出場。最近では2019年秋、2020年夏にベスト8に進出するなど実力の一端を示している。個性あふれる選手たちが集うチームは2017年から、金子監督が指揮を執る。

64歳の指揮官は、太田市商(現市立太田)、太田工で30年間にわたり指揮を執り、プロ選手3人を育てた。春優勝1回、秋優勝2回、夏は準優勝4回の実績を持ち、太田市商時代の1996年には選抜出場を果たしている。教員定年の区切りを機に私立の常磐からオファーを受けて、新たなチャレンジへ乗り出した。金子監督は「太田市商、太田工の30年の経験を生かして、もう一度甲子園を目指したいと思った」と話す。それまでのチームは県外選手も多かったが地元選手育成にシフトチェンジ、チーム改革に乗り出した。

■ポテンシャルは無限

2014〜2017年は3回戦止まりが目立ったチームだが、金子監督就任後はランクを上げる。2019年秋は準々決勝で桐生第一に敗れ、2020年夏は準々決勝で健大高崎に屈したが、いずれもベスト8。県の頂点が再び見え始めてきた。2021年夏は1回戦で群馬高専、2回戦で前橋に勝利。3回戦では健大高崎と対戦し、3回まで3対0とリードしたが最後は4対11で押し切られた。

ただ、強豪相手に真っ向勝負した戦いぶりは、大きな可能性を感じさせた。夏を終えたチームは、半田優喜主将(2年=捕手)を軸にスタート。しかしながら、夏ベンチメンバーは半田と神部晃太(2年=外野手)の二人だけ。まさにゼロからの出発となったが、選手たちの個性が光り、そのポテンシャルは無限だ。半田主将は「個性ある選手が揃っているので、チームとして一つになって戦っていく」と進化を誓う。

■大切なものを掴み取れ

新チームは、半田主将を軸に、最速138キロのエース金子陽翔(2年=投手)、俊足強打のリードオフマン小林呼太郎(2年=中堅手)が中心となっている。3人の能力は県内屈指で、頂点を目指すには彼らの力が欠かせない。そして、4番・金井拓磨(三塁手)、未知の可能性を秘める神崎秀朋(捕手)、技巧派右腕・永島健太郎(投手)の1年生トリオも成長著しい。チームはまだ荒削りな部分はあるが、投打のバランスは整いつつあり、1年間を通じた飛躍が期待できる。金子監督は「グラウンドには、人生において大切なものが落ちている。それをつかむのは選手たち。試合で100%の力を発揮するには、練習で120%の力を出していかなければいけない。毎日120%で挑んだ先に、試合の100%がある。技術だけではなく人間的にも成長することで結果を導くことができる」と選手を見守る。

毎日の「120%」が選手たちを成長させる。選手たちのすべてのポテンシャルが発揮されたとき、栄冠が見えてくる。

 

 

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