秋季静岡大会 準優勝【聖隷クリストファー】※雑誌未掲載写真アリ

鉄腕エース・弓達寛之がチーム牽引
悲願の甲子園出場へ一致団結

聖隷クリストファーが秋季静岡県大会準決勝で劇的なサヨナラ勝利を収めて決勝へ進出、決勝戦では惜敗したが堂々の準優勝で東海大会出場を決めた。(取材・栗山司)

■主将の弓達が投打で牽引

立役者は主将を務める弓達寛之(2年=投手)だ。地区予選から県大会準決勝まで全6試合53イニングを一人で投げ抜いた鉄腕エース。上村敏正監督も「ウチは継投を考えていない。彼がダメなら、そこまで」と全幅の信頼を寄せる。  3回戦で優勝候補の浜松工相手に散発4安打の完封勝利。持ち味のキレのあるストレートを武器に、強力打線を完璧に封じた。準々決勝(対静岡市立)では3点のリードを許す苦しい展開も、8回に自ら同点タイムリーを放った。投げては走者を出しても俊敏な犠打処理で進塁を許さなかった。

■準決勝はサヨナラ勝ち

準決勝では気迫の投球を見せる。8回に犠飛で1点を許したが、9回には自己最速タイとなる136キロをマーク。延長12回まで一人で投げ切ると、その裏、1死満塁から自ら左中間にサヨナラタイムリーを放ち、東海大会出場を決めた。「みんなが繋いでくれた。気持ちで打ちました。神様が味方してくれたと思います」。  浜松商、掛川西で計8回甲子園の土を踏んでいる名将・上村監督は「ここを乗り越えたのは、この野球部にとっては大きい。1つ上の大会を経験することができる」と、安堵の表情を浮かべた。

■ここ一番で力を発揮するチームへ

翌日の決勝戦も先発した弓達。しかし初回に先頭打者本塁打を浴びると、3回、5回、7回にそれぞれ2点を献上し、計7失点。7回でマウンドを降りた。一方で打線は1番・成田勝英(2年=内野手)が5打数5安打の活躍を見せたが、あと一本が出なかった。  試合後、弓達は「弱い部分が出てしまった」と悔しい表情を浮かべたが、まだ秋は終わっていない。東海大会に向けて、さらなる進化を誓う。「今大会はピンチの場面で自分たちで考えて確認しあったり成長した部分もありましたし、悪い流れの中で慌ててしまった悪い部分もありました。練習から意識を高めて、悪い部分は修正し、いい部分は伸ばして東海大会に臨みたいです」  同チームが取り組んでいることの一つが日頃のゴミ拾い。「そういうところから気付きを感じることがプレーに繋がっていると思います」と弓達は胸を張る。上村監督が目指すここ一番で力を発揮するチームへ。心を鍛えて、悲願の甲子園出場を見据える。

 

 

 

 

Pocket

おすすめの記事