Toshiya_Shimazaki

春都大会&関東で計16本塁打の強力打線
準決勝で白鷗大足利に屈するも関東ベスト4

春都大会王者の帝京が関東大会でも猛打をみせてベスト4へ進出した。都大会、関東大会で確かな手応えをつかんだチームには甲子園へのルートがはっきりと見えている。

■安部、奈良が各2発を放ちベスト4へ

帝京は都大会で毎試合の9本のホームランを放って春東京を制した。勢いに乗って関東大会に参戦すると初戦となった2回戦・鹿島学園(茨城)戦で安部育規の2発を含む4本塁打を放って9対2の7回コールドで圧勝した。準々決勝の花咲徳栄戦でも村松秀心、奈良飛雄馬のアーチなどで大量点を奪って12対5で勝ち切った。奈良は2戦連発となった。2回戦では小野寛人が7回を投げきり、準々決勝では2年生右腕・村松秀心から、炎のストッパー西崎桔平へつないだ。投手陣は、小野、村松のスターターと、ストッパー西崎の「勝利の方程式」が確立された。春都大会では万全ではなかった村松が復帰したことでピッチャーの枚数は揃った。

■13年ぶりの甲子園へ視界良好

2回戦で鹿島学園、準々決勝で花咲徳栄にパワーで打ち勝ったことは夏に向けて大きな自信となった。しかし、準決勝で白鷗大足利と対戦すると、相手の本格派右腕・山口幸大の140キロ超のストレートと低めのスライダーに対して防戦一方となった。春都大会、関東2試合での強打が影を潜めてチャンスをつかめない。0対3で迎えた8回に梅景大地のソロ本塁打で1点を返したものの反撃はそこまで。1対3で敗れて、都予選から始まった長い“春の戦い”を終えた。準決勝のようなロースコアの試合を経験したのは「夏へのテスト」となった。帝京は、しばし翼を休めて、13年ぶりの甲子園を狙っていく。

Toshiya_Shimazaki
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