
川和
今秋県大会で桐蔭撃破しベスト16進出
「うまさ」ではなく「強さ」を求める旅路
川和が秋季神奈川県大会3回戦で、桐蔭学園に勝利してベスト16へ進出した。経験値の少なかった選手たちは、「うまさ」ではなく「強さ」を体現することで、一つの成果をつかみ取った。
■2年生の思いと意地がチームを変えた
今秋は指揮官も驚く戦果だった。前チームは矢島遼人主将、エース濱岡蒼太(ドラフト西武育成4位指名)ら絶対的選手が存在した。夏大会でプレーした2年生はゼロ。新チーム始動は不安だらけだったという。川和では夏大会直後に、新チーム対3年生の「引退・強化試合」を実施するが、新チームが勝利した。平野太一監督は「個人力では3年生が上だったが、1・2年生にはチームとしての“強さ”があった」と振り返る。Bチーム担当の齊藤虎太朗コーチが鍛え上げていたこともあり、新チームは夏合宿を経てさらにたくましくなった。最上級生となった2年生の思いと意地が、秋の進撃につながった。
■3回戦・桐蔭戦はプランニング的中
秋予選3戦全勝の1位通過を果たした川和は、県大会2回戦で港北に5対0で勝利して、3回戦では桐蔭学園と対戦した。戦力は相手が上だったかもしれないが、川和が“強さ”を発揮した。初回に2点を先制すると、3回には一挙4点を奪って6対0とリードした。試合前準備で指揮官は、序盤で大量リードの場合もプランニングしていた。選手たちは受け身になることなく攻めの姿勢を持ち続けた。追加点は奪えなかったものの、左腕エース片岸由良(2年)が120キロ中盤のストレートと、ドロップカーブを活かした頭脳的な投球をみせて6対3で勝ち切ってみせた。4回戦の相手は横浜だったが、7回まで1対5で食らいつく。8回に5失点し、結果的には1対10で8回コールド負けとなったが手応えはつかんだ。
■心技体の強さを磨いて春・夏へ挑む
2026年夏へ向かうチームは福原大雅主将(2年=内野手)、柄澤翼部長(2年=内野手)のダブル管理職制度を採用。福原主将がゲームキャプテンを務めて、柄澤部長がグラウンド外をまとめていく。投手陣は片岸、森田徹平(1年)のタイプの違う両左腕が切磋琢磨し力を伸ばす。野手陣は小谷暸太朗(2年=内野手)、森本孝人(1年=内野手)が二遊間を固めて守備からリズムを作っていく。チームのテーマは「強さ」。心技体の強さを磨いて春・夏へ挑む。福原主将は「目標は『横浜を倒して甲子園で勝つこと』。秋の結果を糧にしてさらに成長していきたい」と力を込める。新生・川和は先輩たちとは違った戦いで、聖地への道を切り拓いていく。









