2025年秋【戦記】高崎商大附 初関東大会で横浜相手に大善戦
高崎商大附

第78回秋季関東地区高等学校野球大会レポート
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高崎商大附

初関東大会で横浜相手に大善戦
敗戦後の涙がチームを強くする

 関東大会初出場となった高崎商大附が、1回戦で神奈川1位・横浜相手に接戦を演じた。4対5でのサヨナラ負けとなったが、チームの力を示した。

■名門・横浜と真っ向勝負


 高崎商大附は群馬県大会準決勝で前橋商に勝利して、創部22年目で初の秋関東大会出場を決めた。決勝では桐生第一に敗れたが、県2位で関東切符をつかんだ。組み合わせ抽選の結果、1回戦の相手は選抜優勝、夏甲子園ベスト8で渡辺賢監督の母校である名門・横浜となった。横浜の先発はプロ注目の152キロ右腕・織田翔希だったが、高崎商大附は1番・守屋来希がいきなりヒットを放つなど、一歩も引かない戦いを見せた。技巧派左腕・藤田快世が7回までに2本のソロホームランを打たれたものの、粘り強い投球で4点に抑えて1対4で8回へ突入した。


■8回に一時同点も涙の敗戦


 力をためていた選手たちは8回に猛攻を見せた。1死満塁の場面で打席に立ったのは、4番の渡辺大夢主将だった。横浜のエース織田はギアを一気に上げて150キロの直球を投げ込んでいく。4番対エースの対決。渡辺は意地でレフト前に打球を運んで2者が生還。5番・太田渓人のシーンで、意表を突いたダブルスチールを成功させると、セカンドゴロの間に1点を奪って同点に追いついた。一気呵成。高崎商大附は横浜を追い詰めて9回を迎えた。しかし9回裏二死からサヨナラ本塁打を浴びて涙の敗戦となった。渡辺主将は「本気で勝つために関東に来たので、惜しい試合では満足できない」と目を腫らした。番狂わせを起こすことはできなかったがチームの力は示した。創部22年目、チームは新たな歴史の一歩を刻んだ。

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