中堅手の村本は2年半の経験を将来に生かす。
1年秋に二塁のレギュラーを掴んだものの、2年の春と夏はベンチ外を経験。
「下級生から試合に出ていたので、2年の頃はどうしても結果を残さないといけないという焦りがあった」と振り返る。
それでも、ひたむきに努力を重ね、今年は中堅のレギュラーに定着した。
まさかの甲子園中止に「自分たちの代で甲子園に行くために橘に入ったので残念だった」と落胆したが、仲間とともに代替大会、さらにその先の目標に気持ちを切り替えた。
夢は中学の教師になり、子供たちに野球を教えること。
「僕たちの経験を少しでも伝えることができたら」と前を向く。
2020年8月号掲載