2019年夏に4強へ進出した県立最強チーム 戦国・神奈川で旋風を巻き起こす 2019年夏の準々決勝で横浜を撃破してベスト4へ進出した相模原。今年のチームは、あの夏に負けないポテンシャルと闘争心を秘めた世代。再び、神奈川で旋風を巻き起こす。 ■緻密な戦略と選手たちの情熱 神奈川県立最強チームだ。「県相(けんそう)...
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相模原の記事一覧
相模原・佐相眞澄監督 失敗を恐れていては成長しない 「毎日、どのような考えを持ってグラウンドに来るか。失敗を恐れていては成長しない。その積み重ねで成長する。大事なのは、自分たちで分析して課題に向き合うこと。指導者の方から『やれ』というのではなく、自主的にミーティングをする。そういうチームが今まで結果を出して来た。今の...
Wエース/◀︎近藤優樹(2年)・▶︎小林理瑛(2年) 成長期待のダブルエース 現チームの「強み」である2人の長身右腕。サイドハンドから切れのある速球と変化球を操る小林は「今は184.5センチぐらい」、力強いストレートを投げ下ろす近藤は「僕は183.6センチ」と身長も争いながらピッチングに磨...
佐藤航成 主将(2年=捕手) 自分たちの代で結果を残す 「今年のチームは投手力が高い。足も使える。課題は打力。去年のチームと比べて選手個々の能力は及ばない。でも、練習の雰囲気は先輩たちの何段階も上を目指してやっていますし、まずは個々の能力を上げて、最終的には打ち勝てるチームになりたい。この2年、本番で力を発揮する難し...
「打」のイメージに「投」・「走」・「心」を融合 秋初戦敗退の悔しさを胸に成長を誓う 県立進学校ながら「打ち勝つ野球」で激戦区・神奈川で存在感を示してきた相模原。チーム一丸で夏4強入りした2019年の再現を目論む。(取材・三和直樹) ■5安打1得点での敗退 “打撃の伝道師”佐相眞澄監督率いる県相の魅力は当然、バッテ...
大崎陽太 主将(2年=捕手)のチーム分析 甲子園で勝てるチームを目指す 「夏ベスト4になった時に僕たちは中学3年だった。2020年は甲子園がなくなり、2021年は初戦で負けた悔しさも味わった。自分たちは先輩方の思いを背負って結果で返していきたい。今まで甲子園はただの憧れの舞台だったが、今年の夏に甲子園をテレビで見て、も...
相模原・佐相眞澄監督 甲子園に行くという夢を捨ててはいけない 「このチームは明るい。まだまだ未知数だけど、今後の伸びしろもあって非常に楽しみです。コロナ禍が続いていますけど、感謝の気持ちを自分たちの喜びに変えながら、存分に力を出し切ってもらいたい。それができれば、結果は後から付いてくる。何歳になっても甲子園に行くという...
8年ぶりの夏初戦敗退からの再出発 太く、力強い、進化した「束」になる 文武両道を推し進めながら最激戦区・神奈川で存在感を示す“公立の雄”相模原。今夏の悔しさをバネにチームは大きく成長し、進化しようとしている。(取材・三和直樹) ■初戦負けから新たなチームへ 力を発揮できなかった。初回に5点を失って主導権を奪われると、7...
ピックアップ/菊地康介(2年)・小林理瑛(1年) ・近藤優樹(1年) 全員180センチ超えの「三本の矢」 毎年、「打」の印象が強い相模原だが、新チームには3人の大型右腕がいる。全員が身長180センチ超え。エースナンバーを背負う小林は、独特の軌道でリズムの良いピッチングを展開する右サイドハンド。その小林をライバル視する近...
PDCAサイクルのホワイトボード 練習グラウンド脇に設置された巨大なホワイトボードには、部員たちが自ら書き込む2週間毎の短期目標とともに、様々な言葉、訓示が記されてある。目的は課題の明確化と意思統一。 Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)を繰り返す「PDCAサイクル」で、各自が効果的...
心強い主将&頼もしい後輩 白井助(2年=投手)&大崎陽太(1年=捕手) 父は救急隊員。「将来、人を助ける仕事をしたい」という夢を持つ4番兼主将の白井(左)は、昨夏までの捕手から昨年11月に投手へ転向。「武器はスプリット。味方のミスも取り返せるようなピッチャーになりたい。打撃ではチーム内の三冠王が目標。投打でチームを引っ...
相模原・佐相眞澄監督 一緒になって夢を追いたい 「うちは公立校。スポーツ推薦はないし、しっかりと勉強しないといけない。そういう関門がある中でも、うちを選んでくれた子たちと一緒になって夢を追いたい。そして相模原市民の方々にも希望を与えられるようにしたい。選手たちには多くを経験して、40歳、50歳になった時には日本社会のリ...