【足利】 「新たな一歩」 #足利

2022年に足利と足利女子が統合し共学化
今秋は交流戦ブロック勝ち抜きシード権獲得

 足利高は、2022年4月に足利女子高と統合して「足利高」となった。足利高にとって学校名は変わらないが、歴史の節目。新「足利高」は、足利高、足利女子高の伝統を引き継ぎながら新たな歴史を作っていく。

■「新足利高」として新たなスタート  

「足利高」と「足利女子高」は、ともに100年以上の歴史を持つ伝統校。学校再編の流れによって統合計画が進められ2022年4月に統合新校「足利高」となった。2・3年生は統合新校に移行、1年生は新入生として新「足利高」への入学となった。校舎は、旧足利高を利用しているが、2024年秋からは旧足利女子高敷地に建設中の新校舎で学ぶ予定。野球部は、旧足利高のグラウンドをそのまま利用していくことになるという。新生野球部は、これまでの公式戦ユニフォームの袖に、「新足利高の校章」と「旧足利女子高セーラー服の三本線」などをデザインした。野球部は環境こそ変わらないが、今年4月に「新足利高」として新たなスタートとなった。

■OB、学校、地域の力を糧に  

野球部を指揮するのは、旧足利高OBの須永穂積監督だ。大学卒業後、田沼(現佐野松桜)、那須を経て2014年から2020年3月まで佐野東を指導。2020年4月から母校の指揮官として後輩たちの指導にあたっている。そして、統合新校の節目を迎えることになった。須永監督は「母校を指導させてもらえることにやりがいを感じています。最近は、なかなか結果を残せていないので、なんとかしたいという思いが強い。OB、学校、地域の力を借りて良い結果を導いていきたい」と、指導に情熱を傾ける。部員数は3年生が11人(今夏で引退)、2年生12人となっていたが、1年生は、統合新校による男子生徒数減少の影響などを受けて4人。伝統継承のためには部員の確保も課題になっている。

■新しい足利高のスタイル  

「新足利高」として初めての“夏”となった今年の栃木大会では1回戦で烏山に勝利したが、2回戦で足利工に敗れた。再起を誓う新チームは、秋季県大会のシード決定戦・交流戦で、真岡、小山高専、宇都宮商に勝利してブロック優勝。秋のシード権を獲得した。まだ新チーム始動直後だが、ひとつの成果が出たことは今シーズンへの励みになる。今年のチームは、エース亀田将生副将(2年)、2番手・小和田朝陽(1年)の両投手の制球が安定。四死球が少ないことでゲームが計算できる。サード佐藤壮太主将(2年)、セカンド鈴木歩夢(2年)、ショート塩島雅斗(2年)の守備も堅く、投手を含めて守備からリズムを作っていく。打線は、1番の川島大輝(2年=外野手)、清水優羽(2年=内野手)・投打の二刀流・亀田のクリーンアップが軸。投打のバランスが整うチームは、年間を通じての成長を目指して鍛錬を積む。佐藤主将は「今年の1年生の部員が少ないので、僕らが結果を残すことで部員を増やしていきたい。新しい足利高のスタイルを確立して、新しい歴史を作っていきたい」と話す。新足利高は、伝統を引き継ぎながら新たな一歩を踏み出していく。

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