【日大 野球部】 「スモールベースボール」 #日大高

秋ベスト8で21世紀枠県推薦校選出
秋をステップに春・夏の頂点へ

日大が秋季大会でベスト8へ進出、その戦いと取り組みが評価されて21世紀枠県推薦校に選出された。マシンガン打線を武器に神奈川の頂点を狙う。

■接戦を勝ち抜きベスト8へ

日大が、昨秋に粘り強い戦いを実践した。県大会2回戦で、好投手擁する慶応藤沢に5対4で競り勝つと、3回戦では武相に5対4で勝利。2試合とも1点差のゲームを制した。4回戦は日大藤沢との戦いとなったが、バントを駆使してコツコツと得点を奪い、9対2のコールドでゲームを締めた。鈴木晴天主将(2年=外野手)は「今年は選手それぞれが勝利のために犠牲になれるチーム。ヒットが出なくても得点を奪うスタイルを貫けた」と振り返る。打力を前面に出す神奈川では“異質”の戦いだったかもしれないが、それが今年のチームスタイル。準々決勝では東海大相模に1対8で屈したが、チームは春・夏へ向けて大きな手応えを得た。

■スモールベースボール実践

今年のチームは、クリーンアップも勝利のためにバント、スクイズを実行する。日大は例年、破壊力のあるチームを作ってきたが、今年はコロナ禍による影響もあり、まだ打力が備わっていない。伊藤謙吾監督は選手たちのいまの状況と特性を見極めて、スモールベースボールをインストールした。試行錯誤は続いたがチームは勝ち上がるたびに自信をつけ、迷いが消えた。多くの形を試すことによって攻撃のバリエーションが増えたことが一番の収穫だ。伊藤監督は「打力が足りない中で、いかに得点を奪っていくか。秋は『1点』を取っていくスタイルを徹底した。その中で選手が考える力を身につけていったと思う。準々決勝では力の差が出てしまったが、冬に打撃を強化することによってチームはさらに成長できる」と話す。

チームは秋季大会後に21世紀枠県推薦校に選出された。それもチームの勲章だ。

■守備のセンターラインが安定

昨秋は手堅く「1点」を奪うスタイルに徹したが、冬のトレーニングを経て攻守のチームスケールは確実にアップしている。投手陣は、秋の背番号1井上裕陽(2年)を軸に、月村紳吾(2年)、増島漣(2年)、左腕・永谷陽(2年)らタイプの違う選手が揃う。守備は、好リードをみせる捕手・荒井翔瑛(2年)、堅守のショート牧内翼(2年)、守備範囲の広いセンター小川潤也(2年)のセンターラインが安定し、大崩れはしない。打線は日替わりだが、だれが出ても遜色ないレベルになってきた。

鈴木主将は「秋に足りなかった部分を埋めて、春・夏は秋以上の結果を残していく」と力を込める。柔よく剛を制す。日大は秋ベスト8を糧にして虎視眈々と頂点を狙う。

 

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