健大高崎「選抜当確!」

関東ベスト4進出で選抜へ前進
エース小玉を軸に関東強豪から「2勝」

 

 健大高崎が秋季関東大会でベスト4進出を決め、来春の選抜甲子園出場へ大きく前進した。来春に吉報が届けば、2年ぶりの選抜甲子園となる。

群馬1位で関東大会へ  

健大高崎は、今夏の群馬大会で樹徳に敗れて夏甲子園行きを阻まれた。夏の悔しさを知るエース小玉湧斗、増渕晟聖、半田真太郎、佐藤志龍らが軸となって新チームを起動させた。秋季県大会では準々決勝で前橋育英に4対1で勝利すると、準決勝では樹徳を7対3で下して夏のリベンジを遂行。決勝進出を決めて関東切符を手にした。決勝では明和県央に苦戦したが1対0で勝ち切って優勝。群馬1位で関東大会へ乗り込むことになった。

青藍、横浜に勝利してベスト4入り  

健大高崎は2019年秋、2020年秋の関東大会を制して2連覇を果たしている。今大会でも「関東優勝」を目標に掲げて決戦へ挑んだ。1回戦の相手は青藍泰斗(栃木2位)。青藍泰斗はプロ注目の184センチ90キロのエース長嶋樹哉を擁する実力校。健大高崎は2点を先制されたがゲーム中盤に相手投手を攻めて4対2で制した。準々決勝は、難敵横浜(神奈川1位)だった。横浜戦は世代屈指の左腕・杉山遙希をいかに攻略するかが鍵となったが、狙い球を絞ることで対応。2対2で迎えた8回に4安打を浴びせて3点を奪い5対2で競り勝った。エース小玉は150球を投げ抜いて勝利に貢献した。

投打の伸びしろがあるチーム  

健大高崎は準決勝で山梨学院に敗れて決勝進出は逃した。山梨学院は今大会で優勝しただけに、トップレベルの力を味わったことは収穫。選抜甲子園が有力になった青栁博文監督は「ベスト4進出は素直に嬉しいが、選手たちは関東優勝を狙っていたので満足はできない。チームは投打の伸びしろがあるので、しっかりと強化していきたい」と話した。健大高崎は、悲願の全国制覇へ向けてひたむきに練習を重ねていく。

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