第96回選抜高等学校野球大会
健大高崎 × 学法石川(福島)
大会2日目/3月19日/第3試合 14:00〜
選抜旗授与式、選手たちが悲願の全国制覇誓う
3月18日に大会開幕、健大高崎の初戦は学法石川
「第96回選抜高校野球大会」に出場する健大高崎への選抜旗授与式が、2月20日に同校体育館で開催された。加藤陽彦校長、青栁博文監督、同校硬式野球部員が参加。群馬県高校野球連盟から加藤校長へ選抜旗が授与され、加藤校長が箱山遥人主将(3年=捕手)に託した。同大会は3月18日に甲子園(兵庫県)で開幕。2年連続7度目の選抜出場となる健大高崎は悲願の全国制覇を目指す。
■群馬、監督の代表として聖地へ
選抜旗授与式は、野球部員とアスリートコースの生徒ら約280人が参加。アスリートコースの生徒は、選抜大会へ向かう選手たちを激励の眼差しで見つめた。加藤校長は「群馬の、そして関東の代表として責任と自覚を持って大会過去最高のベスト4を上回り、決勝進出、優勝を目指してがんばってほしい。甲子園ではグラウンドとアルプス一体となって盛り上げていきたい」と選手たちに語った。チームを牽引する絶対的主将箱山主将は「新年早々、能登半島は大きな地震に見舞われ本当に苦しい思いをしている方々に高校球児らしく、はつらつとしたプレーで勇気と感動を届け、健大高崎初の日本一を目指して戦っていきたい」と力強く話した。
■全国優勝を目指して甲子園へ
健大高崎は、昨秋の県大会で優勝して、関東大会へ進出すると初戦で鹿島学園(茨城)に勝利。準々決勝では中央学院(千葉)に4対3で競り勝ってベスト4入り。準決勝では山梨学院に2対3で惜敗したものの1月26日の選考委員会によって選抜出場が決まった。チームは、3番・髙山裕次郎(3年=外野手)、4番・箱山主将、5番・森山竜之輔(3年=内野手)の「上毛三山」クリーンアップを軸にした強力打線が特長。最速146キロの佐藤龍月(2年)、最速150キロの豪腕・石垣元気(2年)の投手陣のレベルも全国屈指だ。投打のバランスが整ったチームは、全国優勝を目指して甲子園へ乗り込む。
■今大会から新基準バット採用
第96回選抜高等学校野球大会は3月18日から30日に開催予定。8日に抽選会が行われ、健大高崎は大会2日目の19日、第3試合での学法石川(福島)との対戦が決まった。学法石川は秋季福島県大会3位で東北大会に出場すると、ベスト4進出を果たして選抜に33年ぶりに選出された。大型右腕・大友瑠(3年)、本格派サウスポー佐藤翼(2年)の投手陣が軸。
今大会からは、飛距離を抑えた新基準バットが採用される。健大高崎はロースコアの戦いが予想される初戦を勝ち切って、勢いに乗りたい。健大高崎の熱き戦いが始まろうとしている。