【横浜氷取沢】「特別な時間」

2023年夏は統合後初の3回戦へ進出
夏ベスト16以上を目指し一戦必勝

「氷取沢」と「磯子」が統合再編し2020年度に新たなスタートを切った「横浜氷取沢」。船出から5年目、選手たちは次なる時代を切り拓いていく。

■選手の涙が次世代への糧

 伝統は確かに引き継がれている。「氷取沢」は2017年夏の神奈川大会4回戦で横浜創学館に5対4で勝利して創部初のベスト16入りを果たした。「磯子」は2017年秋の4回戦で横浜商に勝利して創部初のベスト8へ進出した。「横浜氷取沢」はトーナメントを再び席巻する覚悟で日々のトレーニングに励む。昨夏は1回戦で横浜サイエンスフロンティア、2回戦で小田原城北工に勝利して3回戦へ進出。伊志田とロースコアの好ゲームを演じ0対2で惜敗したものの、統合後初の3回戦進出となった。選手たちの涙が次世代への糧となる。

■一生懸命に取り組める“土台”  

チームは昨秋大会後に、「氷取沢」時代から指揮を執る安齋賢監督が勇退し、部長だった内田雄斗監督がたすきを受けた。内田監督は川和出身で大学卒業後に教員となり、荏田、港北、新栄、横浜平沼で指導。2023年4月に横浜氷取沢に着任し、顧問を経て秋大会後に監督へ就いた。新指揮官は「横浜氷取沢には安齋前監督が培ってきた、一生懸命に取り組める“土台”があります。その伝統を引き継いで、選手それぞれの個性を活かしていきたいと思います」と話す。内田監督自身、川和時代の高校野球生活が人生のベースになっているという。「高校野球は、人生においても特別な時間です。選手たちのエネルギーを結果につなげていきたいと思います」。

■打ち勝つ野球で新しい歴史

 2024年夏へ向かうチームは、三羽祐輝主将(3年=内野手)を中心に個性あふれる選手たちが揃っている。昨夏からマウンドに立つ実戦派左腕の絶対エース政氏晄太(3年)が果敢なピッチングをみせてゲームを作っていく。打線では三羽主将のほか1番岡叶翔(3年=外野手)、4番石原陽向(3年=内野手)が得点に絡んでいく。秋地区予選では攻守の要・三羽主将が負傷欠場した要因もあり予選敗退。万全の状態で挑む春以降は、ベスト16以上を目指して、ひたむきに戦っていく。三羽主将は「夏ベスト16以上を目指して、一戦一戦貪欲に戦っていきます。打撃力を活かした打ち勝つ野球で新しい歴史を作っていきたい」と力を込める。横浜氷取沢は、明日への未来を築くため日々の練習に励む。

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