春夏通算4度甲子園出場の名門
3大会連続でベスト8、その先へ

今春の県大会でベスト8へ進出し、夏のシードを獲得した日大藤沢。昨夏から3大会連続で8強となっているチームは、頂点へ駆け上がるために次なるザイルを打ち込む。

■今春はベスト8でシード権獲得

 日大藤沢は今春の県大会で準々決勝へ進出し、夏のシード権を獲得した。激戦区・神奈川の各大会で地力を発揮するチームは、2019年夏に決勝へ進出したほか2021年春ベスト4、2022年秋ベスト4の結果を残す。2023年夏、2023年秋、2024年春は3大会連続でベスト8となっている。神奈川を制するためには、準々決勝から“あと3勝”が必要。神奈川の“山”は頂点が見えてから険しさが増す。選手たちは、てっぺんを目指して、日々のトレーニングに励んでいる。

■甲子園に行くための練習

春夏甲子園4度出場の名門。2004年からチームを指揮しているのは、OB指揮官・山本秀明監督だ。2007年には選抜出場を成し遂げている。甲子園出場から17年、高校野球は時代とともに変化。日大藤沢も時代に即した形で進化している。昨年からは選手たちが練習メニューを考えて、山本監督が助言を送る形になっている。社会人野球を経験した指揮官は「高校野球、社会人野球、プロ野球を含めて、練習メニューは大きくは変わらない。大切なのは練習の質。ベスト8で止まってしまうのは何かが足りないから。甲子園に行くための練習をしなければいけない」と話す。

■ベスト8の壁を越えて甲子園へ

近年、牧原巧汰(ソフトバンク)、田上優弥(巨人育成)をプロへ送り出しているチームだが、今季もタレントが揃っている。牧原巧汰の弟・賢汰(3年=内野手)、2年生ショートストッパー半田南十らにプロスカウトの視線が集まっている。チームは、エース西澤沖(3年)、齋藤優汰(3年=捕手)のバッテリーを中心に堅実な守備でリズムをつくり、攻撃へつなげていく。牧原主将は「チームのポテンシャルは高いのでそれをいかに発揮するか。ベスト8の壁を越えて甲子園へ行く。夏に勝つために、すべてをかけていきたい」と力を込める。頂点ははっきりと見えている。情熱を燃やす選手たちは、断崖絶壁を必死に這い上がっていく。

おすすめの記事