【チームレポート】静岡西 7年ぶりの公式戦勝利へチーム一丸
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静岡西
「勝てるチームへ」

7年ぶりの公式戦勝利へチーム一丸
心技体を整えていざ2026シーズンへ

 過去に夏ベスト4の実績を持つ静岡西。個性あふれる選手が集まる今季のチームは、2019年夏以来の7年ぶりの公式戦勝利を目指す。(取材・栗山司)

■「勝てるチーム」への変革


 2019年夏以来となる公式戦白星を目指す静岡西。今チームにはポテンシャル豊かな選手が揃い、志田真佐和監督によれば、過去5シーズンと比べても防御率・打率ともに最も優れた数字を残しているという。それでも勝利には結び付かず、秋の県予選は初戦敗退。力を出し切れなかった悔しさが残った。「自分がこれまで見てきた中で1、2を争う力のある選手が揃っています。だからこそ、まずは1勝、さらに県大会に届く可能性もあると思っています」(志田監督)
 チームの合言葉は「明るく楽しく」。副主将の伏見賢伸(2年=二塁手、投手、遊撃手)は「楽しくやっている時のほうが良いプレーが出やすいし、その雰囲気のときは練習試合も勝てている」と語る。
 また、練習では「個別課題」に向き合う時間を設けている。2人1組で約40分、自分に必要なポイントを徹底的に磨く時間だ。「誰かに言われて動くより、自分で考えて取り組むほうが伸びる」という志田監督の考えから生まれた取り組みである。主体性を武器に、静岡西は「勝てるチーム」への変革を進めている。


■ディフェンスの底上げがカギ


 その“勝てるチーム”へ向かう上で、志田監督が改善点として挙げるのが守備力だ。失策が失点に直結し、僅差で落とす試合が多かった。冬の期間でどこまで底上げできるかがカギとなる。特に重要なのが投手陣。秋の大会で登板した伏見は「自分を含め、ピッチャー陣がストライクを取れず、それが守備にも影響してしまった」と振り返る。
 そんな中、故障で出遅れていた前チームからのエース・西村英流(2年)が復帰。ストレートとキレのある変化球で試合を組み立てる。また、緩急を生かした投球が持ち味の渡邉旺芽(2年)も台頭し、投手陣の層は増しつつある。
 一方で打線は上位から下位までのつながりがあり、波に乗っていけば大量点も見込める。


■心技体を整えて挑む


 部員の多くはスポーツコースに在籍し、体を動かすことが好きで入学してきた面々だ。ゴルフやスキーといった実技がカリキュラムに組み込まれ、さらに「HADO」という次世代型スポーツも取り入れている。伏見は「いろいろな視点からスポーツを見ることができて、野球にも生きている」と効果を実感する。
 オフ期間は体作りにも重点を置き、心技体を整えて挑む2026年シーズン。先輩たちが越えられなかった壁を、今年こそ乗り越えてみせる。

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