2025年秋【大会レポート】文星芸大附 秋季栃木県大会準優勝 決勝惜敗も投打のポテンシャル誇示
文星芸大附

第78回秋季栃木県高等学校野球大会 決勝レポート
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文星芸大附
獅子魂

決勝惜敗も投打のポテンシャル秘める
2年ぶりの関東大会で選抜出場を視野

 文星芸大附が秋季栃木県大会で準優勝となり、関東大会出場権を獲得した。栃木県2位で選抜への登竜門となる関東大会へ突き進む。(取材・永島一顕)

■夏を経験した選手が屋台骨を形成


 2023年に夏甲子園出場を果たして復活を遂げた文星芸大附。今夏は準々決勝で国学院栃木に1対2で惜敗し夢が断たれた。新チームは、夏を経験した左腕・津久井雷仁、夏レギュラーだったキャッチャー鈴木雄太のバッテリーがそのまま残る世代。サード蛭田誌音も経験値が高く、頂点を狙える力を秘めていた。準々決勝では県立実力校・栃木工を5対1でくだして準決勝へ進出。準々決勝で宇都宮工を倒して大会ダークホースとなった幸福学園に6対2で勝利し決勝進出、2年ぶりの関東大会出場を決めた。


■35年ぶりの選抜を狙い関東へ
 決勝戦の相手は佐野日大。準決勝に続いてエース津久井が先発し、7回まで1失点の力投をみせた。1対1で迎えた8回には、高田和磨の2点タイムリー二塁打で3対1としたが、9回裏にエラー絡みで追いつかれると、延長タイブレーク先攻で得点できずに3対4のサヨナラで敗れた。決勝戦では惜しくも敗れたが、力の差はなかった。課題となるのは、エース津久井に続く2番手投手。2023年夏に16年ぶりの甲子園出場を成し遂げたチームだが、選抜出場は1991年が最後。投打のポテンシャルを秘めるチームは、35年ぶりの選抜切符を狙って関東大会へ向かう。チームスローガンは「ライオン主義」。獅子のごとく関東強豪に立ち向かっていく。

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