前橋育英
「1点に泣く」
5大会連続6度目の夏甲子園
緊迫の投手戦で0対1惜敗
前橋育英が第103回全国高校野球大会2回戦で京都国際と対戦し0対1で惜敗した。エースを軸に緊迫した戦いを演じたが勝利をつかむことができなかった。
5大会連続6度目の夏甲子園となった前橋育英。2013年は2年生エース高橋光成(現西武)を軸に夏甲子園初出場で全国制覇を成し遂げている。今夏は群馬大会決勝で健大高崎に延長死闘の末に勝利して、甲子園切符を手にした。
甲子園初戦(2回戦)の相手は、京都国際。雨の影響で試合日程が大幅にズレ込む中で6日遅れの8月19日にゲームを迎えた。前橋育英は、エース外丸東眞が先発マウンドに上がった。2回にソロ本塁打を浴びたが140キロ台のストレートと切れのあるスライダーを武器に好投をみせていった。前橋育英の反撃が期待されたが、相手左腕投手の出来が良く、どうしても得点を奪うことができない。4、7回の得点圏機も生かせなかった。前橋育英は、県大会で好調だった3番・岡田啓吾、4番・皆川岳飛の左打者が、相手投手に抑え込まれたのも響いた。外丸が被安打4の1失点に抑えたが、打線が援護できずに0対1で惜敗となった。前橋育英は、持ち前の守備野球を実践したが1点に泣いた。「一心」のスローガンのもと戦ったチームは、堂々と甲子園をあとにした。チームは、岡田、横倉拓実ら2年生もいたため、新チームへの期待も高まっていく。