【チームレポート】前橋東 2025年秋大会で37年ぶりのベスト8進出 元プロ監督が教える「ゲームを読む力」
前橋東

前橋東

「コネクト野球」

秋大会で37年ぶりのベスト8進出
「不撓不屈」、蒼き勇者たちの戦い

 前橋東が2025年の秋大会で、37年ぶりにベスト8へ勝ち上がった。OB指揮官のもと士気が高まるチームは、ゲームメイクに磨きをかけて夏の頂点を目指す。

■太田、前橋を撃破してベスト8へ


 蒼き勇者たちが秋に快進撃を見せた。決して簡単な組み合わせ抽選ではなかった。OB指揮官・神田直輝監督は「この抽選を正解とするかは自分たち次第だ」と選手に伝えて大会へ挑んだという。1回戦の相手は実力校・太田。2回までに4対5の乱打戦になったが、5回に飯島拓也主将(2年=捕手)の3点タイムリー二塁打で逆転すると10対8で勝ち切った。2回戦・前橋戦では、1対1で迎えた4回二死、下位から上位打線への6連打などで一挙4点を奪って逆転に成功。先発・丸橋直史(2年)、セットアッパー・星野煌斗(2年)、抑え・岡田大駕(2年)への継投で5対4と逃げ切った。3回戦では市立前橋に4対2で勝利してベスト8進出を決めた。

■スター不在の全員野球


 チームの精神的支柱となるのは、太田戦で6打点と大暴れするなど、勝負強さを備えた飯島主将だ。背番号1は身長187センチの大型右腕・岡田が背負っているが、対戦相手によって星野煌斗(2年)、丸橋直史(2年)の特長を活かした継投戦術で戦っていく。打線は上位から下位までが役割を果たすことで得点につなげていく。スター選手はいないが、秋大会は日替わりヒーローが出現し全員が主役となった。チームスローガンは「不撓不屈」。そして全員でつなぎ、つながる「コネクト野球」を目指す。飯島主将は「自分たちの力を信じてあきらめずに戦っていく。夏に最高の結果をつかみたい」と静かな闘志を燃やす。OB指揮官と選手たちの挑戦は、大きな可能性を秘めている。

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