【チームレポート】高崎 2度の選抜甲子園出場の伝統進学校 「No.1の公立校」とは?
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高崎

「No.1の公立校」

2度の選抜甲子園出場の伝統進学校
夏・秋連続のベスト4で高まる期待

 県下随一の進学実績を上げる伝統校・高崎。OB指揮官が率いるチームは、2025年夏・秋連続でベスト4へ進出するなど、再び地力を高めている。

■昨春2回戦敗退が転機


 1981年、2012年に選抜出場を果たした伝統校・高崎は、2025年春にOBの飯野道彦監督が指揮を託された(顧問から昇格)。

現役時代に甲子園を目指してきた指揮官は、母校をもう一度甲子園へ導くための一歩として“後輩”とともに同年春大会へ臨んだが、2回戦で、同じく進学伝統校の桐生に2対8で完敗を喫してしまった。

同じ公立の伝統校からの敗戦。指揮官、選手たちのショックは小さくなかった。選手たちは大会後、ミーティングを実施して自分たちと向き合った。どうして勝てなかったのか。何が足りなかったのか。そして「No.1の公立校」というチームスローガンを定めた。それがチームの転機になったという。


■「No.1」のチームとは?


 「No.1」は野球だけではない。選手たちは、「No.1」のチームとは何かを自問自答。グラウンドだけではなく学校生活から「No.1」のチームにふさわしい行動を取ることが求められた。意識改革を実践して2025年の夏大会へ臨むと3回戦で前橋と対戦した。

4対4で延長タイブレークへ突入したゲームで、10回表に4失点して万事休すかと思われた。しかしその裏に怒涛の反撃で1点ずつを奪い一挙5点を奪う大逆転劇を演じてみせた。「動いていたゲームだったのでチャンスが必ずあると選手に伝えていた」(飯野監督)。

勢いに乗った高崎は、準々決勝で桐生第一を撃破して21年ぶりにベスト4となった。準決勝では前橋育英に敗れたが、チームの進化を結果で示した。


■応援されるチームへ


 昨秋は、昨年夏から大きくメンバーが入れ替わった中で、選手たちがそれぞれの役割を遂行した。2回戦で明和県央に7対3で打ち勝つと、続く3回戦では伊勢崎商に7対5で競り勝った。準々決勝では、公立実力校・前橋東と対戦し、ゲーム終盤に効果的に得点を積み上げ11対1で勝ち切り、準決勝へ駒を進めた。

準決勝では桐生第一に屈し決勝進出はならなかったがチームのプライドは示した。2026年の夏へ向かうチームは、エース小島大和(3年)、宮石悠歩(3年)の投手陣が安定。秋は怪我で万全ではなかった主砲・鎌田笑太朗(3年=左翼手)が完全復帰し打線の厚みは増す。

多胡絢稀主将(3年=一塁手)は「秋ベスト4になったが自分たちはチャレンジャー。応援されるチームになって、夏に甲子園を目指していく」と練習に励む。夏・秋連続ベスト4は進化の過程。春は結果を残せなかったが夏への糧となる。

高崎の伝統のユニホームに袖を通す選手たちは、愚直に頂点を目指していく。

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