
横浜氷取沢
「劇変」
純粋な姿勢で野球に向き合うチーム
1日1日を大切にチーム全員で成長
2017年夏にベスト16へ進出した横浜氷取沢。2020年度の統合再編から6年目、全員野球で団結するチームは、さらなる勝利をつかむために白球を追っている。
■2017年夏はベスト16進出の実績
「氷取沢」と「磯子」が統合再編し、2020年度に新たなスタートを切った「横浜氷取沢」。氷取沢は2017年夏の神奈川大会4回戦で創学館に勝利して、創部初の16強入りを果たした実績を持つ。
2023、2024年夏はいずれも大会2勝を挙げて3回戦へ進出。2024年秋には茅ケ崎北陵に勝利するなど、野球が好きな選手たちが切磋琢磨することによって勝利の喜びを分かち合ってきた。
今夏は菅野翔太主将、エース島本聡を軸に1回戦で荏田と対戦。序盤にリードし優位にゲームを進めたものの、惜しくも9回サヨナラで6対7と敗れた。夏大会後に新チームは新たな体制で始動した。
■スローガンは「楽笑必勝」
旧チームは3年生主体だったため、新チームのレギュラーは全員が入れ替わった形でスタートした。中村星良主将(2年=投手・内野手)、エース石田晴人(2年=投手)、堀田光慈(2年=内野手)が軸となるチームのスローガンは「楽笑必勝」。
野球を本気で楽しみながら勝利を目指すという方向性を示している。2年生が7人と少ないため、塩原颯太(1年=投手)、坂本悠陽(1年=内野手)ら1年生も大きな戦力。学年の枠を越えた団結力で勝負していく。
秋予選は3連敗で悔しい結果となったが、チームはここから這い上がる。エース石田は「1日1日を大切にして春、夏に結果を残したい」と前を向く。意識と行動を変えた選手たちは来春、進化の証を結果で証明する。









