2025年秋【戦記】秋季関東大会 法政二 33年ぶりの関東大会で完全燃焼
法政二

第78回秋季関東地区高等学校野球大会レポート
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法政二

「威風堂々」

33年ぶりの秋季関東大会で「完全燃焼」
花咲徳栄相手に9点先制も無念の逆転負け

 法政二が秋季関東大会1回戦で花咲徳栄と対戦し9対10で敗れた。関東初戦敗退で来春の選抜出場は厳しくなったが、県大会からの計7戦すべてで威風堂々、自分たちの戦いを貫いた。

■主砲・榑松の3ランなどで主導権を握る


 関東大会開催地の山梨県山日YBS球場の3塁側スタンドが法政カラーのオレンジ一色に染まった。神奈川県大会で準優勝となり33年ぶりの関東大会出場を決めた法政二。組み合わせ抽選の結果、1回戦の相手は埼玉1位・花咲徳栄となった。迫力の応援を受けてダイヤモンドに飛び出した法政二は、初回に柴田修伍、鈴木寛大の連続タイムリーで2点を先制し主導権を握った。3回に1点を追加して、迎えた4回には大江俊太朗の2点タイムリー、主砲・榑松正悟の3ランで5点を加えて大量リードの展開となった。エース松田早太は5回無失点の好投で9対0で5回を終えた。優勝候補・花咲徳栄相手に、法政二が番狂わせを起こすかと思われた。


■刺激と悔しさがチームをさらに強くする
 6回からゲームが相手に傾き始めた。エース松田が6回に4失点して瞬く間に点差が縮まると、じわじわと追い込まれていった。「エース松田の投球で勝ってきたので、同点までは投げさせるつもりだった」(絹田史郎監督)。交代のタイミングを探る中で7、8回に本塁打を打たれて同点に追いつかれた。そして9回に10点目を奪われて力尽きた。9点差からの無情の逆転負けとなったが、選手たちは悲壮感を見せなかった。榑松は「総合力は相手が上だったが、チームとしてしっかりと戦うことができた。勝てなかった悔しさはもちろんあるが良い経験になった」と振り返った。33年ぶりの関東大会は、チームに大きな刺激と悔しさを植え付けた。投打のポテンシャルを秘める今季のチームは、まだまだ強くなれる。

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