
法政二 25年ぶり秋ベスト4、名門復活なるか
立花学園 創部初の秋4強で初関東大会を狙う
10月4日午前10時、神奈川県秋季高校野球大会準決勝第1試合・法政二対立花学園がサーティーフォー保土ケ谷球場でプレイボールとなる。伝統校・法政二と、気鋭・立花学園が関東大会出場権を懸けて戦う。
春夏通算10回の甲子園出場を誇る法政二は、1984年春以来の選抜出場を視野に大一番へ挑む。3回戦で藤沢翔陵に6対5で競り勝つと、4回戦では横浜商大に6対0で勝利。準々決勝では橘に8対4で逆転勝ちして25年ぶりにベスト4進出を果たした。
140キロ超のストレートを投げ込むエース松田、勝負強い打撃をみせる4番・榑松を軸に投打にバランスの取れた戦いを実践している。巨人スカウトディレクター榑松伸介氏を父に持つ榑松は橘戦で3安打2打点の大暴れ。「鋭い打球で外野を抜くバッティングで勝利に貢献したい」と準決勝へ臨む。
昨今の神奈川で急激に力を伸ばす立花学園は初の関東大会出場を狙って法政二と対戦する。3回戦で藤嶺藤沢に3対1、4回戦で荏田に12対1で勝利。準々決勝では桐光学園と激闘の末、11対10のサヨナラ勝利を収めて初のベスト4進出を決めた。
前チームが主将を務めた4番・キャッチャーの山内が精神的支柱。1番・菅沼、3番・小峰ら個性派が揃う打線は強力だ。桐光学園戦で粘投したエース根本は3回戦でパワー打線の藤嶺藤沢を1失点に抑えるなど実力を伸ばす。打線に勢いがあるだけに、エース根本のピッチングが鍵を握る。

立花学園 根本