普通のことはやりたくない。 試行錯誤の連続で高みを目指す 2018年からチームを率いる中田直輝監督の下、県立野球部が様々な創意工夫を凝らした練習法で成長を遂げている。 (取材・大久保泰伸) ■ できるようになるために けたたましい大音量がグラウンドに響き渡る。 スピーカーから流れるのは、甲子園のアルプススタンドのような...
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菅の記事一覧
キャプテン辻岡拓磨は、4番打者の代役を任された。 「自分は満足する成績が残せなかったが、周りが頑張ってくれて県大会でも勝てた」(辻岡)。 生涯初めてというキャプテンは悪戦苦闘の毎日だが、「冬場にしっかり体づくりをして、ホームランを打ちたい」と、自覚は十分だ。 秋・背番号「1」の久永涼介は、チームで唯一のサウスポー。 角...
菅・中田直輝監督 「一人前の大人、かっこいい大人になって欲しい」 「最初は選手を管理しようとして厳しく当たることもあったが、それでも管理できないことがたくさんあった。 だから徐々に選手に何をやりたいか、どうしたいかを聞くようにして、選手に任せるようになった。 大人と会話をする機会を増やしてあげたいので、大学の研究会など...
レスリング強豪校・磯子工業と合同練習をした際に取り入れた。2人を背負った状態でのダッシュは「正直イヤにもなるけど、足が鍛えられている」(辻岡)、「下半身全体に負荷がかかって体の刺激になるし、効果も感じる」(久永)と辛いながらも有意義なメニューだ。中田監督は「レスリングの体の使い方やトレーニング方法は野球にも通じるものが...