【島田商】「成長」 #島田商

Best8
島田商「成長」

「1戦1戦成長してくれた」横山崇監督
「支えてくれた周りの方に感謝したい」新木柊

古豪の意地で激戦ブロック駆け上がる エース新木は全5試合の完投

激戦必至のブロックに飛び込んだ島田商。絶対的エース新木柊(3年)を軸に結束するチームは、古豪復活をかけた戦いに挑んだ。(取材・栗山司) (2021年9月号掲載)

全部決勝戦のつもりで

島田商は今年4月、横山崇監督が就任した。前任の池田新之介監督(現静岡監督)からチームを引き継ぎ、横山監督は最初のミーティングでこう宣言した。「君たちがいいチームなのはわかっている。この夏は絶対に甲子園に行こう」

だが、実際に入ったブロックは強豪揃いだった。横山監督は「全部決勝戦のつもりで頑張ろう」と1戦必勝の姿勢を示し、大会に突入した。

激戦ブロックを勝ち上がる

劇的な勝利から夏が始まった。  初戦は8回が終わって1対2とリードを許す。劣勢の中で9回裏、3番・太田光優(3年=内野手)、4番・太田拓夢(3年=捕手)の連続本塁打でサヨナラ勝ちを飾った。

勢いに乗った島田商は激戦ブロックを勝ち上がる。快進撃の立役者はエース右腕の新木柊(3年)だった。2回戦の駿河総合戦は完封。3回戦ではシード校の加藤学園を1点に封じた。身長166センチと小柄ながら、130キロ台中盤のキレのあるストレートと多彩な変化球を低めに集めた。   続く4回戦では昨夏の優勝校・聖隷クリストファーと対戦。新木が4回に2点を失うも、7回に太田光のタイムリー二塁打などで一挙4点を奪って逆転勝ちを収めた。

古豪復活への道

準々決勝では掛川西に敗退したが、横山監督は「1戦1戦成長してくれた」と最後まで諦めずに戦った選手に感謝。全5試合を一人で投げ抜き、掛川西戦では投球制限ギリギリとなる133球まで腕を振った新木に対しては「勝ち負けに関係なく素晴らしいピッチングだった」と称賛した。新木自身は「今日は行けるところまで投げるつもりでした。悔しいですが、支えてくれた周りの方に感謝したいです」と全てを出し切った表情を見せた。

4年連続で県ベスト8以上進出。先輩たちが培った財産を手に、古豪復活を加速させる。

 

 

 

 

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