第103回 全国高校野球選手権 東東京大会 準決勝
関東一VS修徳
関東一●エース市川、12奪三振完投勝利
修徳●エース床枝の夏が終わる
東東京大会準決勝で関東一が修徳を4対1で下して決勝進出を決めた。修徳は、ノーシードから勝ち上がったが力尽きた。
エース対決、関東一が制す
東東京の伝統校同士の対決は、関東一エース市川祐と、修徳エース床枝魁斗の投げ合いとなった。140キロ後半のストレートを投げ込む注目の両エースの対戦。関東一は3回、石見陸の中前適時打で先制すると、5番に座った津原璃羽が東京ドームのレフトスタンドへ3ランを運び、一挙4点を奪う。守備では、エース市川が自己最速152キロをマークする圧巻のピッチングで、修徳打線を被安打3奪三振12で1失点完投勝利。「キレを意識した結果が球速につながった」(市川)。関東一が、エース対決を制して決勝進出を決めた。
修徳は、エース床枝、2年生スラッガー佐藤大空らを軸に、魅力ある野球でトーナメントを駆け上がった。5回戦・日大豊山、準々決勝・小山台戦で2試合連続サヨナラ本塁打勝利するなど、勢いに乗っていたが、準決勝では打撃陣が1失点に抑え込まれて、涙をのんだ。