東京六大学野球 オールスターゲーム in 桐生

東京六大学野球 オールスターゲーム
高校野球で活躍した選手たちが 成長した姿を披露

東京六大学のオールスターゲーム2023が8月26日に群馬県桐生市の小倉クラッチスタジアムで開催された。六大学リーグで活躍している選手たちが集結、満員の5039人の野球ファンが詰め掛けた中で、熱戦を繰り広げた。試合は7回途中で雨天コールドゲームとなったが、観客は大学生たちのプレーに大きな拍手を送った。

■大学野球の魅力を伝えるオールスター

六大学オールスターゲームは、明治大、早稲田大、立教大の「赤城ウインズ」と、法政大、慶応大、東京大の「渡良瀬ストリームズ」が対戦した。  「赤城ウインズ」は、尾瀬雄大(外野手・早大2年=帝京)、飯森太慈(外野手・明大3年=佼成学園)、熊田任洋(内野手・早大4年=東邦)、上田希由翔(内野手・明大4年=愛産大三河)、戸丸秦吾(捕手・立大3年=健大高崎)、小島大河(DH・明大2年=東海大相模)らが先発した。  「渡良瀬ストリームズ」は、外丸東眞(投手・慶大2年=前橋育英)が先発のマウンドに上がり地元ファンから喝采を浴びた。宮崎恭輔(捕手・慶大4年=国学院久我山)、栗林泰三(外野手・慶大4年=桐蔭学園)、内海貴斗(内野手・法大4年=横浜)がスタメンに入った。ゲームは、高校野球で活躍した選手たちが成長した姿を披露。「渡良瀬ストリームズ」が6対3でリードした時点で、雨が激しくなり雨天コールドとなった。待機中、選手たちがベースを覆ったシート上でヘッドスライディングをみせるなど、ファンを喜ばせた。また各大学応援団は応援合戦を展開し、スタンドを盛り上げた。最速149キロの慶大・外丸は「桐生球場は、高校生(前橋育英)のとき、健大高崎と対戦した場所。高校時代を思い出しました。こういう場所で大学オールスター選手としてプレーできてうれしかった。振り返ると、高校野球はとても価値のある時間だったと感じます。高校生たちには、3年間をしっかりとやりきって頑張ってほしいと思います。大学野球はレベルがさらに上がって応援もすごいので、大学野球も見に来てほしいです」と話した。  雨天コールドとなったが、選手たちは大学野球の魅力を伝えて、地域の子供たちに夢を届けた。

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