【横浜隼人vs横浜商大】スペシャルファイナルマッチ(2023年夏)

夏大会さながらの応援で一体感演出
メンバー外選手が「完全燃焼」

第105回全国高等学校野球選手権記念神奈川大会(7月7日開幕)を前に、神奈川強豪の横浜隼人と横浜商大高が6月29日、横浜スタジアムで「引退試合」を行った。 年ぶり横浜スタジアムでの引退試合  夏のメンバー入りを逃した選手たちが中心となって戦う引退試合は、両校伝統のゲーム。コロナ禍で過去2年は他会場で開催されたが、今夏は3年ぶりに横浜スタジアムで開催された。当日は午後5時プレイボール。スタンドにはレギュラー組の3年生や1・2年生が集結し、夏大会さながらの応援で試合のムードを盛り上げた。ゲームは横浜商大高が序盤から得点を重ねてリード。7回には、両軍がゆずの「栄光の架橋」を歌い上げた。横浜隼人は終盤に2点を返して意地をみせた。試合後には、両チームの選手たちが高校野球生活の健闘を称え合い、記念撮影。メンバー外の選手はこの試合が高校野球でのラストゲーム。試合後には涙を流して横浜スタジアムをあとにした。

 

【横浜隼人・水谷哲也監督】
「今年の3年生は結束が強く、自分たちで雰囲気を上げていける選手たち。引退試合によって選手たちがさらに一致団結してくれました。横浜隼人は『綱引き野球』。メンバーもメンバー外も、同じ横浜隼人の選手。横浜隼人のグラウンド、スタンドが一体となって“綱”を引くことで勝ち上がっていきたい」

【横浜商大高・八木澤辰巳監督】
「3年生はコロナ禍での高校入学でしたが、切磋琢磨しながら選手たち自身でチームを作り上げてきた学年です。この試合をもって引退になる選手もいますが、すべての力を発揮してくれたと思います。一生懸命に取り組んでくれたことがチームにとっての財産です」

 

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