
神奈川大会決勝で横浜が東海大相模を11対3でくだして3年ぶり21度目の甲子園出場を果たした。
今春の選抜王者横浜と昨夏の甲子園ベスト8東海大相模の神奈川ファイナル。互いのプライドと伝統がぶつかる一戦は、横浜スタジアムが満員札止めとなる状況でプレイボールとなった。
横浜は3回に東海大相模・中村龍之介に3ランを打たれて3点を先制されたが、4回に奥村頼人の2試合連続弾などで4点を奪って逆転。5回には小野舜友のタイムリーなどで3点を加えてリードを広げた。
終盤の8回には阿部葉太の2点タイムリーなどでさらに4点を奪い、突き放した。
先発織田翔希が6回途中まで投げると山脇、前田につないで11対3で勝ち切り神奈川の頂点に立った。過去2年の夏決勝で苦杯をなめたチームが3年ぶりを優勝旗をつかみ取った。
今春の選抜で全国制覇を成し遂げた横浜は「OVER THE TOP」をテーマに夏の神奈川大会へ挑んだ。春王者は阿部、奥村頼を軸にしながらも全員野球を体現。春夏甲子園連覇の挑戦権をつかみ取った。神奈川頂上決戦は横浜優勝で幕を閉じたが両軍に大きな拍手が送られた。
今夏の甲子園は8月5日に開幕する。横浜は松坂大輔を擁した1998年以来の春夏甲子園連覇を狙う。
(撮影・飯竹友彦)