
健大高崎 春の上州制覇
新戦力融合で春県大会圧勝
苦難の秋を乗り越えて進化
健大高崎が春季関東大会群馬予選大会決勝で前橋商に勝利して4年連続6度目の優勝を飾った。秋県大会では準々決勝で桐生第一に敗れて甲子園連続出場が止まったが、その悔しさを糧に進化を遂げた。
プライドを懸けた戦い
健大高崎にとってプライドを懸けた戦いだった。昨夏に4季連続甲子園出場を果たしたが、新チームの初陣となった秋県大会では、主力に怪我人が多かったこともあり投打の歯車が噛み合わず準々決勝で桐生第一に敗れた。2023年夏からの県内公式戦連勝が33でストップした。ショックは小さくなかった。オフシーズンを経て3月の練習試合解禁後もチームの状態が上がらずに、選手たちはもがき続けた。1年夏から主力でプレーした石田雄星主将は「健大に入って、ここまで負けたことはなかった。最大の屈辱だった」と振り返る。石田主将は今春、U 18日本代表候補に選ばれて強化合宿に参加。世代屈指のプレーヤーたちと過ごした時間にとって“やるべきこと”が決まった。
エース石垣の好投と新戦力台頭
「プレーで引っ張っていくしかない」(石田主将)。春開幕を控えて、2年生エース石垣聡志のキレが増し、野手兼任の佐藤麻恩、神崎翔斗のコンディションも整った。そして「石田主将が3回戦・高崎工戦で先頭打者本塁打を放つなどチームのスイッチを入れると、チームは破竹の勢いで勝ち上がった。準々決勝・利根商、準決勝・高崎商大附を石垣の好投で勝ち切ると、互いにエースを温存した決勝・前橋商戦では初回から打線が爆発し17対4で勝ち切った。先発した1年生ルーキー狩野蓮義が3安打の活躍を見せるなど新戦力も計算が立った。春の上州を制して王座に返り咲いた健大高崎だが、慢心はない。「自分たちはチャレンジャー」(石田主将)。夏の甲子園出場、そして全国制覇へ向けて進化を遂げていく。








