2025年秋【静岡東】秋4年ぶり県大会出場の進学校 「勇猛果敢」をスローガンに夏ベスト16へ
静岡東

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「勇猛果敢」

今秋4年ぶり県大会出場の進学校
チームワークを武器に夏ベスト16へ

 今秋、4年ぶりに予選を突破し県大会出場を果たした静岡東。文武両道の進学校は「勇猛果敢」をスローガンに強豪に立ち向かっていく。(取材・栗山司)

■進学校のプライドを胸に


 今年は春の大会で2023年春以来の白星を挙げると、夏も1勝をマーク。さらに新チームとなった秋は予選で2勝を重ね、4年ぶりとなる県大会出場を果たした。
 国公立大学合格率50パーセント以上を誇る進学校として、日々の練習時間は限られている。さらに現在は校舎建て替えの影響で左翼奥に仮校舎が建ち、練習スペースも制約を受けている。そんな中でも、スローガン「勇猛果敢」のごとく強豪に立ち向かう。
 濁澤太士主将(2年=内野手)はこう語る。「練習では常に質と量を意識しています。特に準備の時間です。そこが遅くなると練習全体の質が落ちますし、量の部分でももったいないところが出てしまうと思っています」
 打撃練習からノックへの切り替えも素早い。「時間を無駄にしない」という空気がチーム全体に浸透している。


■2つの課題をクリアして
 「足もとを見て、1つ1つ大事に戦おう」という思いを込めて臨んだ秋。打線のつながりを武器に流れを呼び込み、目標だった1勝を超える2勝を挙げた。
 ただ、課題も見えた。1つは試合の流れを掴む力。県大会の浜松城北工戦では、2回に先制したものの中盤に逆転を許し、2対4で敗戦した。「少しずつ相手に流れが傾いていく中で、集中力を保って引き戻すことができませんでした」(濁澤主将)
 以後、チームでは意識の確認を全員で統一してから練習に入るようにし、集中の方向をそろえる取り組みを続けている。
 もう一つの課題は体力面。「少しでもトレーニングで相手に近づけるようにしたい」と濁澤。基礎体力の底上げにも余念がない。


■目標は夏ベスト16入り


 戸塚哲弥監督が「大きな穴がなく、満遍なくやってくれる」と語るように、攻守のバランスが取れたチームだ。
 エース・鈴木汰輝(2年)の安定感ある投球で試合をつくり、攻撃では上位から下位までムラがない。俊足トップバッターの阿部和輝(2年=外野手)が出塁し、左打者の海野鉄平(2年=内野手)がつなぐ。野球脳が高く配球を読む3番・小尾遥之介(2年=捕手)が確実に芯で捉え、4番・濁澤が勝負強く還す。そして「体の力があり、状態がいいときにはここぞの場面で一本を打ってくれる」(戸塚監督)という植松晃生(2年=外野手)も6番に控える。
 春は再び県大会出場、夏はベスト16入りを目標に。進学校の誇りを胸に、チームは一丸となって突き進む。

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